JR旧形気動車形式記号

 
例 キロ 28 2001
 
@最初の文字(ロ 28 2001)=種類
 
   動力車(運転台のあるなしにかかわらず)
  キク 制御車(動力無し)*現存はキクハ35のみ
  キサ 付随車(動力無し)
 
A次の文字( 28 2001)=気動車用途
 電車や客車とも共通する。[]内は語源。
   グリーン車(A寝台はロネ)[イハ順]
   普通車(B寝台はハネ)[イロ順]
   食堂車[ョクドウ]*現存はキシ80 501のみ
   郵便車[ウビン]*現在該当無し
   荷物車[モツ]*現在該当無し
   事業用車一般[クショ]
 記号は複数の用途がある場合は文字を並べて付けるのでグリーン車普通車合造車はキロハになる。
 
B形式10の位(キロ 8 2001)=気動車の構造
  0 一般形
  1 車体幅2.6m小出力エンジン装備*現存はキハ11のみ
  24 車体幅2.7m以上小出力エンジン装備
  5 小出力エンジン2基装備
  67 大出力エンジン装備
  8 特急形
  9 試作車・事業用車
 
C形式1の位(キロ 2 2001)=運転台
  0〜4 両運転台
  5〜9 片運転台または運転台無し
 特急形車両にはこの規則は当てはまらない。
 
D製造番号(キロ 28 2001
 この場合は2001番目に作られたことを示すのではなく、
 同じ形の車両でマイナーチェンジした場合、100番台や1000番台の番号を使って区別することもある。よってこの車両は、マイナーチェンジ車2000番台の1番目に作られたことを示す。

 旧形の気動車には、電車のように何系という考え方はなく、どのような形式でも互いに連結することが出来る。しいて系列を作れば次の通りである。
 85系=キロ85キハ85キハ84(海)・キロハ84
 80系=キロ80キロ82キハ80キハ81キハ82
 84系=キハ84(北)・キハ83キハ80キシ80
 71系=キハ71キハ70
 58系=キロ26キロ28キロハ28キロ59キロ29キサロ59キハ59キハ29キロ65キハ56キハ27キハ57キハ58キハ28キハ65キヤ28
 40系=キハ40キロ40キハ47キハ48キロ48
 67系=キハ66キハ67
 20系=キハ20キハ22キハ25キハ52
 30系=キハ30キハ35キハ36キクハ35
 23系=キハ23キハ24キハ45キハ46キハ53
 95系=キヤ95キサヤ94
 キハ75キハ11キハ31キハ32キハ33キハ54キハ37キハ38キサハ34は単独系列である。