JR新形電車形式記号
例 クハ 103−281
@最初の文字(クハ 103−281)=種類
クモ 制御電動車Mc(モーターあり・運転室あり)
モ 中間電動車M(モーターあり・運転室なし)
ク 制御車Tc(モーターなし・運転室あり)
サ 付随車T(モーターなし・運転室なし)
A次の文字(クハ 103−281)=電車用途
気動車や客車とも共通する。[]内は語源。
ロ グリーン車(A寝台はロネ)[イロハ順]
ハ 普通車(B寝台はハネ)[イロハ順]
ネ 寝台車(イロハの後につける)[ネル]
シ 食堂車・ビュフェ車[ショクドウ]*現存はサハシ787のみ
ユ 郵便車[ユウビン]*現存はクモユニ143のみ
ニ 荷物車[ニモツ]*現存はクモユニ143のみ
ヤ 事業用車一般[ヤクショ]
ル 配給車[クバル]
エ 救援車[キュウエン]*現在は該当無し
記号は複数の用途がある場合は文字を並べて付けるので制御車のグリーン車普通車合造車はクロハになる。
B形式100の位(クハ 103−281)=電気方式
1〜3 直流
4〜6 交直流
7・8 交流
9 試験車・試作車*現存はE991系(「TRY−Z」)のみ
JR東日本のE351系以降に登場した車両は、形式100の位の前にEを付ける。
また、アルミ車は100の位が3とか、JR東日本のEを付けない時代の直流車は100の位が2とか、JR東海の直流車は3とか、「暗黙の了解」は多々ある。
C形式10の位(クハ 103−281)=電車の構造
0 通勤形
1〜3 近郊形
5〜7 急行形
8 特急形
9 事業用車・試験車
4は試験車・牽引車が使っている。
JR東日本の交流電車の0〜2は一般形。
急行形が使うべき5〜7を特急形が使っている場合もある。
D形式1の位(クハ 103−281)=系列
100の位、10の位が同じ数字の車両同士で、系列を区別する。奇数と一つ下の偶数の数字の車両が同じ系列。ユニットを組む車両の場合、同じ系列の奇数車と偶数車でユニットを組む。
例)クモハ101とクモハ100が101系、モハ103とモハ102が103系。
例外)付随車や制御車では、系列の数字と違う数字を使うことがある。クハ411は415系、サロ124とサロ125は113系である。113系(111系)、403系(401系)、423系(421系)、453系(451系)、457系(455系)、471系(451系)、473系(451系)、475系(455系)、483系(481系)、485系(481系)は先頭車・付随車はかっこ内の形式と共通。また163系は計画倒れに終わったため、サロ163(現在は全廃)のみで電動車が無い。
また、「暗黙の了解」として横軽協調運転対応車は系列が9になっている。
E製造番号(クハ 103−281)
この場合は281番目に作られたことを示す。
同じ形の車両でマイナーチェンジした場合、100番台や1000番台の番号を使って区別することもある。