[掲示板: みかかの鉄人掲示板 -- 時刻: 2024/11/26(07:19)]
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"こまち1号"さんは[url:kb:1153]で書きました:
こまち1号 ] 仮にハンディが緩やかであるなら、関東で言えばTEPKO光など2000年頃に東電管内の広い地域で使えるようになっていたでしょうし(NTTに先駆けてFTTHを開拓していたはず)、いわゆるブロードバンドの普及も、光がメインになっていた(問題の多いヤフーBBは恐らく参入せず、NTT対電力の対決になっていた)でしょう。
NTTに先駆けてFTTHを開拓していた、というのは根拠のない想像ですよね。
現実問題として、東電がNTTより先にFTTHに走っていたとは考えられません。NTTはRT、πシステムと段階的に光ファイバをユーザに近づけ、FTTHを見据えた設備構築を行ってきています。一方で東電は有線ブロードやNTTのサービス開始後にFTTHを考えはじめたわけで、規制のためでもなんでもなく、単に後から参入を考えただけに過ぎないのです。
[url:http://www.yomiuri.co.jp/net/interview/20020523in02.htm]
ブロードバンド需要の爆発はADSLの低価格路線によるものですし、光は価格的にまだ躊躇する人もいます。ADSL利用者には1Mサービスなど「低速・低価格」ユーザーも多いわけで(だからこそ1MのADSLサービスが登場しましたし、BIGLOBEは従量制ADSLなんてものまで投入)、DSLより先に光が普及していたとは考えにくいですね。
こまち1号 ] とにかく、ラスト1マイルと呼ばれる宅内まで引き込みができるのは、電柱を持っているNTT・電力系だけであり、現実に、このNTT・電力系以外でFTTH参入事業者はありません。
1社で電力系と並ぶシェアを誇る有線ブロードネットワークスをあえて外したのは、何らかの意図があるのでしょうか?
こまち1号 ] もし、NTTの有力な対抗馬を育成する目的があったなら、もう少し電力系通信事業者に自由な営業活動を認めるべき(事業認可条件としては新規他社への電柱や送電鉄塔などの利用をさせるなどの方策がある)でしょう。せっかくの素材を殺してしまった旧郵政・通産の責任は大きいです。
電力に規制が課せられているのは、電柱や鉄塔だけの問題ではありません。電力事業における顧客、という重要な要素があります。
東京電力営業地域のほぼ全ての家庭が東京電力と契約している独占状態において、セット割引やら、データベース流用やらが行われたらNTT以外の事業者も大きく打撃を受けることになります。東電が「独占的事業」で積み上げた資産を、別の事業に持ち込んで競争を有利にするのはいかんということです。他社は持ち得ない資産ですからね。
対抗馬を育成する一方で、不公正な競争は取り締まる必要があるわけで(KDDIの不当なダンピングが摘発されているのはその一例)、対抗馬育成だけを考えた政策というのは不可能です。不公正な競争を認めることのほうがよっぽど大きな問題ですよ。
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