固定→携帯の通話料金,中継事業者が料金設定

6月25日付総務省報道発表より
「固定電話発携帯電話着の料金設定に関する方針」の公表
[url:http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/030625_4.html]

毎日新聞ウェブサイトの記事
「固定発携帯料金の選択制、来春にも導入へ 」
[url:http://www.mainichi.co.jp/digital/mobile/archive/200306/25/1.html]

固定電話発携帯電話着の通話について、新たに中継接続を開始。
つまり、固定電話発→中継事業者経由→携帯電話着、ということになる。
中継事業者は、事業者識別番号00XYで指定。
この場合の通話料金は、中継事業者が設定する。
携帯電話事業者は、接続料を設定する。（平成16年度中は経過措置による例外有り。）
固定電話のマイラインのような優先接続は当分の間導入しない。
中継事業者を使わない場合はこれまでどおり携帯電話事業者が料金を設定する。
IP電話発→携帯電話着の料金は、IP電話事業者が設定。

ということらしいです。

これで、近いうちに、固定→携帯の通話料金は大きく変化することが確定しました。

なお、NTT東西以外の固定電話(J-COMなど)は端から対象外なようです。ただし、[url:kb:169]のようにNTT以外の直加入固定電話→携帯電話の通話料金は既に固定側が設定することになっているので、特に問題はないでしょう。

PHSについては、総務省の発表を見る限りは対象外のように見えます。

ケーブルアンドワイヤレスIDCは、さっそく中継接続サービス開始を発表したようです。ただし法人向け。30秒10円とのこと。

プレスリリース
[url:http://www.cw.com/template_10.jsp?ID=jp_pr_030625_jp]

毎日新聞ウェブサイトの記事
「C＆Wワイヤレス、固定発携帯で3分60円の新サービス」
[url:http://www.mainichi.co.jp/digital/mobile/archive/200306/26/3.html
]

現在、海外回線経由でサービスを提供している平成電電[url:kb:154]やフュージョン[url:kb:386]も、遅かれ早かれ今回認められた国内回線のみを経由して中継する形態に移行するだろうと推測します。