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[掲示板: みかかの鉄人掲示板 -- 時刻: 2024/11/24(12:07)]

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[携帯電話] 2103. イオン(AEON)と日本通信の月980円のモバイルデータ通信(ベテランの方には分かり切った内容ですが)

ユーザ名: 磯津千由紀@TPT60p@0537(寫眞機廢人) <chiyuki#isozu.jp>
日時: 2011/11/30(13:50)

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 日本通信は以前から、NTTドコモのFOMA網を利用した廉価なデータ通信サービスを提供していました(この様な業態をMVNOと言います)。FOMA網なので、国内ではサービスエリアの「穴」(圏外地域)が最も少ないです(それでも当地のような田舎では穴だらけですが)。
http://www.j-com.co.jp/

注:MVNO=Mobile Virtual Network Operator=仮想移動体通信事業者

 近年では、速度を300kbpsに抑えた代わりに料金がプリペイド年29800円と安いU300が話題になりました。尚、通常キャリアではテザリング可能プランは料金が倍増しますが、U300は追加料金なしでテザリング可能です。
http://www.bmobile.ne.jp/sim/

注:テザリング=Tethering=スマートフォンなどのモバイル機器を外部モデムとして用いて、パソコンや携帯端末や携帯ゲーム機などを携帯電話回線を通じてインターネットに常時接続させること

 そして最近登場したのが、全国展開スーパーマーケットのイオン(以前は「ジャスコ」という名だった)と協業した、更に低額なプランです。
     100kbps 月980円
     400kbps 月2980円
     Mbpsクラス 月4980円
 テザリング可能です。
 AEON店舗が近くにある必要はありますが。(たまたま出張先や旅行先にあるのでも構わない)
http://www.bmobile.ne.jp/aeon/index.html

 さて、ここで提供されるのは、「SIMカード」のみです(U300も同じ)。

注:SIMカード=Subscriber Identity Module Card

 SIMカードとは、電話番号や使用キャリアなどを収めた爪先大のICカードです。
 数年前から日本でも諸外国と同様に、携帯電話端末本体に電話番号を記録するのではなく、電話番号を記録したSIMカードを携帯電話端末に挿入するのが普通になりました。
 音声通話とデータ通信ができるSIMカードが一般的でしたが、最近はデータ通信専用のSIMカードも増えてきました。

 但し、多くの携帯電話端末には、「SIMロック」が掛かっています。
 携帯電話端末を販売してるキャリア以外のSIMカードを受け付けない機能です。
 最近、総務省の指導もあり、NTTドコモの端末は次々と「SIMフリー」になりつつあります。ソフトバンクモバイルは、サービスエリアが狭いのですが端末の魅力で勢力を伸ばしてきているので死活問題だからでしょう、SIMフリー化は進捗していません(例えば、ソフトバンクモバイルから販売されているiPhoneやiPadに他社のSIMカードを挿しても通信できません)。イー・モバイルは、SIMカードは物理的に互換性があるのですが、通信に使っている周波数が違うので、他キャリアの端末では使えません。au(KDDI)は、方式が違うので、他の3つのキャリアと互換性がありません。
 話が前後しますが、日本通信のSIMカードは、原則としてSIMフリーの端末が必要です。(SIMフリーでないNTTドコモ端末の一部には使える機種がある)

注:諸外国で売られてるiPhoneやiPadにはSIMフリーのものもあるが、全部がSIMフリーというわけではない。

 さて、SIMカードは、携帯電話端末に挿す他に、通信機能内蔵のパソコンやPDA等(ソニーVAIO TypePとかiPadとか)や、データ通信カード(PCMCIA接続)や、データ通信アダプタ(主にUSB接続)や、モバイルWiFiルータ(後述)などにも挿せます。
 携帯電話端末には音声通話とデータ通信ができるSIMカード(契約でデータ通信不能とすることも可能)を挿し、その他の機器にはデータ通信専用SIMカードを挿すのが普通です。但し、最近までデータ通信専用SIMカードが少なかったので音声通話もできるSIMカードをデータ通信専用に使うことも多く、また携帯電話端末がスマートフォンの場合にはデータ通信専用SIMカードを使う(音声通話できない)人もいます。

 さて、モバイルデータ通信には前述のように多種の形態がありますが、今回は「モバイルWiFiルータ」を用いたテザリングについて説明します。(スマートフォンでもWiFiテザリングできる機種は増えてきましたが、本稿では割愛します)

 モバイルWiFiルータとは、携帯電話網(無線WAN)に繋がるデータ通信端末と、WiFi(無線LAN)基地局を、一体化したものです。

 WiFiで同時に接続できる機器は5台ぐらいまでが一般的です。

 モバイルWiFiルータを最初に出したのは、イー・モバイルです(PocketWiFi)。
 廉価に高速通信できるのは良いのですが、サービスエリアの狭さ(通じない場所が多い)が難です。都市部でしか使わないという方には、好適です。
 また、外出が頻繁でない方には、「1日定額プランEMOBILE G4」(使う日だけ630円で済む)という料金プランがあるのも魅力です。
http://emobile.jp/products/hw/d25hw/

 ソフトバンクモバイルのは、混雑しているソフトバンクモバイル網だけを使うものではありません。
 SIMカードが2枚付属しており、場所によって使い分けます。普段はナント、イー・モバイル網を使います。イー・モバイルが圏外のときに、ソフトバンクモバイル網を使いますが、料金は従量制(青天井)ですので、あくまで非常用と考えるべきでしょう。
http://mb.softbank.jp/mb/data_com/product/mobilewifi/c01hw/

 NTTドコモは、他社に出遅れて、最近メルコ(バッファロー)製を扱い始めました(PortableWiFi)。
http://www.nttdocomo.co.jp/product/data/bf01b/
 バッファローのブランドのものはSIMフリーです。
http://buffalo.jp/product/wireless-lan/ap/mobile/dwr-pg/

 でもって、真打ちですが、日本通信のモバイルWiFiルータで、SIMフリーです(b-mobile WiFi)。
http://www.bmobile.ne.jp/wifi/
 尚、HP(ヒューレットパッカード)製も、日本通信で扱っています。
http://h50146.www5.hp.com/products/portables/mobilebroadband/wifi/product.html

 でもって、b-mobile WiFiにイオン&日本通信のSIMカードを挿せば、WiFi内蔵のパソコンやiPodやiPadなどを、出先でインターネットに接続出来る訳です。

 b-mobile WiFiは、日本通信直販価格ならびにイオン販売価格は19800円ですが、アマゾン(日本)では16845円(2011年11月29日現在)です。私事ですが、1日を待てない状況だったため、私はイオンで買いました。
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%80%9A%E4%BF%A1-b%E3%83%A2%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BBWiFi-%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E6%A9%9F%E8%83%BD%E4%BB%98-%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E7%AB%AF%E6%9C%AB-BM-MF30/dp/B003MZQRF2/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1322542123&sr=8-1

 モバイルWiFiルータは軒並み、軽薄短小に出来ていますので、電池の持ちがあまり良くありません。(カタログスペックで4時間程度が多い)
 で、ヘビーユーザ向けに、社外品の大容量電池が、専用の底蓋とセットで、売られています。その底蓋の形状より、バスタブと俗称されています。
 b-mobile WiFi用は、アマゾン(日本)マーケットプレイスで8790円(2011年11月29日現在)です。
http://www.amazon.co.jp/BESETO-JAPAN-b-mobile-WiFi%E7%94%A8-%E5%A4%A7%E5%AE%B9%E9%87%8F%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC/dp/B004PX6M8W/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1322542123&sr=8-3

 さて、初期投資は、ヘビーユーザでないとして、イオン&日本通信のSIMカードの発行手数料が3150円、それにb-mobile WiFi代金を加えて、約2万円です。

 毎月の維持費は、当初に書いた通り。(100kbpsで我慢すれば980円、気張って400kbpsにすると2980円)
 クレジットカードが必要です。(銀行引き落としは出来ません)

 イオンの取扱店が近くに無い方もいらっしゃいます。
http://www.bmobile.ne.jp/aeon/shop.html
 クレジットカードを使いたくない方もいらっしゃるでしょう。
 その場合、高くつきます(が携帯電話キャリアの料金プランよりは遥かに安い)けど、プリペイドのU300を使うことになります。希望小売価格は1年(正確には375日)で29800円ですが、アマゾン(日本)では26817円(2011年11月29日現在)です。
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%80%9A%E4%BF%A1-b%E3%83%A2%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%ABSIM-U300-%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%94%BE%E9%A1%8C%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B8-BM-U300-12MS/dp/B003H4QHYY/ref=sr_1_14?ie=UTF8&qid=1322542123&sr=8-14
 U300には、半年(185日)や1箇月(30日)のものもあります(1箇月は日本通信直販のみ)。
 また、b-mobile WiFiとU300のセット売りもあります。

 さて、月980円(100kbps)が実用になるか否かということですが、動画は全くダメなのは自明として、通常のWebサイトの閲覧の遅さには、私はすぐ慣れました。
 昔のアナログダイヤルアップ33.6kbpsやISDN64kbpsに比べれば充分に速い訳でして。勿論、Web上のサイトのほうも、ブロードバンド接続を前提に、昔より重くなっていますが。
 CGIやFTPなどで高画質の写真(1コマ3M〜5Mバイト)をアップロードするときと電子メール添付ファイルで高画質の写真を送受するときだけは、遅さを実感します。私は大延ばしプリントする写真データを扱うことが多いのです。Webブラウザの画面に表示される程度の写真の解像度(と作成者が気を付けていればですが必要充分な画質)なら、問題ありません。
 以上、私の使い方では、「月980円だから我慢できる」という、中間報告をしておきます。

 尚、私は、iPad(初代)とThinkPad T42にて、試験運用中です。

 ところで、私は、バッグの中で知らぬうちにb-mobile WiFiの電源が入ってしまい、いざ使おうとしたら電池切れということを何回か体験しました。
 社外品のバンパー・フレームを付けてみたところ、暫く大丈夫だったので安心してたら、また知らぬうちに電源が入っていたことが1回。バンパー・フレームに窓を切り抜くことを検討中です。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8C%E3%81%86%E3%81%8C%E3%81%86%EF%BC%81-b-mobile-%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A0-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF-BM-ZTE1-01/dp/B004B2S68Q/ref=sr_1_4?ie=UTF8&qid=1322556223&sr=8-4


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