1999年12月24日
Ver7.01
 
 

 
 
   <目次>
 
 
第5章 PHSの巻
 5−1 PHSとは何か?
  ☆ひとこと☆ 世界のPHSのライバル
 5−2 歴史/プロフィール
 5−3 営業区分
  ☆ひとこと☆ 独自網・依存網
 5−4 加入料金・基本料金の比較
  ☆ひとこと☆ ポケベルPHS・PHS一体型携帯電話
 5−5 通話・データ通信料金の比較
  ☆ひとこと☆ データ通信
 5−6 通話料金・データ通信料金割引サービスの比較
 5−7 その他のサービスの比較
  ☆ひとこと☆ ワンポイント・テクニック
 5−8 各社通信システムの比較
 5−9 各社PHS関連機器の比較
  ☆ひとこと☆ PHS導入時のいろいろ
 5−10 各種サービス接続の可否
  ☆ひとこと☆ 携帯電話暫定接続
 5−11 お問い合わせ先
 
 

 
 
第5章 PHSの巻
 
 
 データは、可能な限り全国で集めておりますが、北海道・四国・沖縄には情報収集に行っていないため、一部ローカルネタになっていることがあります。
 
 
5−1 PHSとは何か?
 
 PHSとはPersonal Handyphone Systemの略である。簡易型携帯電話とも言う。元々の名称はPersonal Handy Phone(PHP)だったのだが、PHP研究所から「似ていて紛らわしい」とクレームが来て、現在のPHSに変えたという経歴を持つ。日本で発案・開発された、デジタルコードレスホンシステムの一つである。残念ながら現在のところPHSは「携帯電話の安物」としか思われていないようだが、携帯電話とは全く別のシステムである。
 PHSには、次の3つの顔がある。
 
○デジタルコードレスホン
 
 PHSのそもそもの開発動機は、デジタル式のコードレス電話の子機としてであった。従来のコードレスホンはアナログだったため、盗聴され放題で、通話もあまりクリアとは言えなかった。その問題を解決するために、デジタル式のコードレス電話の子機が開発されたが、どうせならこの子機を野外に持ち出して使えたらいいのではないか、と言う発想である。これが次の「パーソナルハンディーホン」という考えを生み出した。
 
○パーソナルハンディーホン
 
 PHSの一面は、1.9GHzデジタル電話である。
 普通の携帯電話に比べ、ユーザサイドの初期コストとランニングコスト(加入料・通話料)が安い。携帯電話に比べ、基地局を作るコストが安いため、地下鉄や地下道、ビルの中へのエリア拡大が早い。また、無線通信にも関わらず、32kbpsと、一般加入電話の同軸回線(64kbps)並のスピードが出る。携帯電話は9600bpsが限界と言われる(ただしこれは現在高速化中)。
 ただし送受信する電波の出力が小さいため狭い範囲までしか届かない。また波長が短いため回折が起こりにくく障害物に弱い。そのためアンテナがあちこちに必要である。従って、アンテナを設置する場所が少ない、市街地以外への通話エリアの拡大には手間と金がかかる。さらに、自動車・電車などで高速移動中は使えない。歩く程度の速度なら大丈夫である。
 このように、ポータビリティでは携帯電話と固定電話の間だといえる。
 ちなみにPHS会社と呼ばれる会社は、この「パーソナルハンディーホン」のサービスをする会社である。他の2つのサービス(デジタルコードレスホン・トランシーバ)は、PHS会社と契約しなくても利用できる。
 
○トランシーバ
 
 子機間通話の考えがさらに発展して、PHSはトランシーバーとしても使えるようになっている。トランシーバとして利用するには、同一の親機に登録している必要がある。
 
 
 PHS(デジタルコードレスホン)を携帯電話として使うには、アンテナがあちこちに必要なのだが、日本にはそのアンテナを設置する場所(ビル、電柱、公衆電話)がたくさんある。途上国・アメリカには、そういったものがあまりない。いまいち携帯電話ほど普及しなかったデジタルコードレスホンが、いち早く日本で実用化され、ある程度の売り上げを上げられたのは、そのためである。
 携帯電話やPHSの普及を拒んでいる主要な原因の一つは、「日本では、公衆電話がすぐ見つかるので、必要ない」という意見である。特に都市部では、この意見はかなりの部分、正しい。しかし、日本ほど公衆電話のない途上国では、携帯電話の普及のスピードは日本以上と聞く。ひょっとしたら途上国の方が、過去のインフラのしがらみがない分、先進国より速くニューメディアが普及するのかもしれない。
 
 日本は「新しいアイディア」の生まれない国だといつも言われてきた。世界に先んじて新商品を開発することなど無く、いつもアメリカなどの物まねをしてきた。しかし、PHSだけは珍しく世界に先んじて開発し、デジタルコードレスホンシステムとしては、現在はライバルらしいライバルがない。そこで日本は今、PHSを世界に賢明に売り込み中である。香港・シンガポール・オーストラリアで採用が決まっている。しかし、上述の通りインフラが少ない途上国では、携帯電話の方が有利な模様。外国が日本で開発されたPHSシステムを採用すれば、携帯電話(PDC方式)ではかなわぬ夢だった、日本の端末とこれらの国の端末とのローミングも期待される。
 
 
☆ひとこと☆ 世界のPHSのライバル
 
 世界には、PHS以外のデジタルコードレスホンシステムがいくつか存在する。
 それらを紹介しよう。
 
CT2:Codeless Telephone 2(イギリス、フランス)
 イギリス版は、発信のみで着信が出来ず、利用エリアも狭かったことから失敗。フランス版では着信も出来るように改良。ただしアナログ。
 
DECT:Digital European Codeless Telecommunication(EU)
 PHSより一段と多い情報量を送信可能。ただし携帯電話と似たようなシステムなのでビジネスユース中心。
 
PCS:Personal Communication Service[System](アメリカ、韓国)
 現在開発中。自動車などで高速移動中も使える。名前はPHSっぽいが、その実携帯電話である。
 
 
5−2 歴史/プロフィール
 
1995.7 東京・北海道でサービス開始
1995.10 東北・東海・北陸・関西・中国・四国・九州の全国主要地域でサービス開始
 
 東京はともかく、なぜ北海道なのか。これは札幌がちょうどよい規模の都市だったので実験的に選ばれたと言われる。
 郵政省がPHS会社は3社に限ると決めたため、各地域以下の3社しかなく、近い将来増える予定はない。
 
  NTTドコモ
 
 昔はNTTパーソナルが営業していた。電話会社の最大手、NTTの系列の会社。
 ポケベルと携帯電話はNTTドコモという同一会社が提供しているので、PHSも同様にしたかったのかも知れない。現に、NTTパーソナルは「ドコモショップ」でも購入することができた。しかし、PHSのNTT網への接続に対し、他社と平等に扱うと言うことを明確にするため別会社となった。俗に言う「構造措置」である。よって、NTTに払う接続料はPHS各社で違いはない。
 しかしこうした努力も虚しく、赤字が続きPHSの営業権はドコモに譲渡されることとなった。新聞などでは「パーソナルPHSから撤退」と報じられているが、当のパーソナルは「ドコモになってもPHSが無くなることはない」としていた。1998年12月1日よりドコモへ営業譲渡。パーソナルは精算会社となった。
 
  DDIポケット
 
 DDIグループは、その名前「第二電電」からも分かるように、電電公社時代から電話の自由競争のために企画されていた会社である。電話自由化後事業会社化し、全国に長距離網を張り巡らせた。また、セルラーホンとして他社のあまりやりたがらない地方の携帯電話を開業させ、ツーカーセルラー出資によって、アナログ、デジタルの別はあるが、携帯電話界の日本制覇を成し遂げた。しかし「第二電電」の本当にやりたかったのは、利用者の手元に届く電話。携帯電話は残念ながら一部のビジネスユーザーが使っているのみである。よってPHSの開業は「第二電電」にとってまたとないチャンス。NTTに負けじとすぐにDDI100%出資のDDIポケットを作ったところからもその意気込みが分かる。
 自由競争をモットーとするDDIポケットでは、α-PHSという規格を作り、その規格内で自由な端末を製造、販売できることになっている。これにより、DDI市外電話サービス販売網、セルラー/ツーカーセルラーの販売網に加え、それぞれの家電メーカーの作り上げた販売網がポケット電話の販売に生かされる。
 また高出力のアンテナを利用することにより、NTTドコモより少ないアンテナ数で、より広いエリアをカバーしている。「利用可能エリア」を見れば、その差は歴然としている。
 2000年1月1日、合併し全国1社になる予定。
 
  アステル
 
 NTT、DDIがPHS参加を表明したため、PHSの開発に参加したその他の企業は、単独で3番目の椅子を取るのを断念せざるを得なかった。それらの企業が共同出資して生まれたのがアステルである。
 アステルの見所は出資した電力系新電電による独自網。これを使うことによって自社PHS同士の通話料には安い電話料金を実現させることが出来る。さらに、将来サービス合戦になったときでも、独自サービスをどんどん打ち出していける。
 0070、0088両長距離系電話会社、国際電話・国内電話のKDD、IDOの親玉トヨタ、が入っているところからして、長距離割引や国際電話も2〜3年以内には絶対実現してくれるような気がする・・・といいつつ国際電話ではもっとも遅れを取ってしまったし、長距離割引も現在のところない。将来的にはJR・ダイエー系列のキオスク・ローソンで、端末購入から契約まで出来るようになるらしい。(ローソンではすでに可能らしいが、私AsaPi!は見たことがない。)
 最近、アステル東京で役員が総退陣するなど、不安材料はある。中心になる株主がいないため、方向性がなく心配である。さらにアステル東京−TTNetの合併が決定、首都圏からアステルの名が消えた。さらに赤字で守りの経営に入っていたアステル北海道がHOTNetに営業譲渡した。
 
  アステル東北の出資会社
 日本テレコム、TOHKnet、東北テレメッセージ、新潟テレサービス、テレウェイ、KDD、東北電力、JR東日本、三井物産、三菱商事、伊藤忠商事、ユアテック、宮城ネットワーク、仙台シーエーティヴィ、ケーブルネット新潟、通研電気工業
 
  旧アステル東京の出資会社
 日本テレコム、TTNet、東京テレメッセージ、テレウェイ、KDD、東京電力、JR東日本、三井物産、三菱商事、住友商事、日商岩井、トヨタ自動車、日本たばこ産業(JT)、ダイエー、リクルート
 
 
5−3 営業区分
 
○NTTドコモ
 
★  ドコモ北海道 北海道
   ドコモ東北  青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島
★  ドコモ    東京・群馬・栃木・茨城・埼玉・千葉・神奈川・
                         山梨・新潟・長野
   ドコモ東海  岐阜・静岡・愛知・三重
   ドコモ北陸  富山・石川・福井
   ドコモ関西  奈良・京都・滋賀・和歌山・大阪・兵庫
   ドコモ中国  鳥取・岡山・島根・広島・山口
   ドコモ四国  香川・徳島・愛媛・高知
   ドコモ九州  福岡・佐賀・長崎・大分・宮崎・熊本・鹿児島・沖縄
 
 ★は1995.7の開業分、他は1995.10開業分。すべて依存網。
 
 無印「ドコモ」は関東・甲信越を担当する会社だがグループ全体を指す場合と紛らわしいのでこの文章ではグループ全体を「ドコモ」、関東・甲信越を担当する会社を「ドコモ中央」と呼ぶ。
 
○DDIポケット
 
 上記ドコモと、営業区分・開業年月とも同じ。すべて依存網。ただし、関東・甲信越をカバーする会社は無印「ポケット」ではなく「東京ポケット」となる。
 2000.1からは合併し、全国1社になる予定。
 
○アステル
 
  o HOTNet  北海道
  o アステル東北  青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島・新潟
★ x TTNet   東京・群馬・栃木・茨城・埼玉・千葉・神奈川・山梨・静岡東部
  o アステル北陸  富山・石川・福井
  o アステル中部  長野・岐阜・愛知・三重・静岡西部
★ x アステル関西  奈良・京都・滋賀・和歌山・大阪・兵庫
  x アステル中国  鳥取・岡山・島根・広島・山口
★ o アステル四国  香川・徳島・愛媛・高知
  x アステル九州  福岡・佐賀・長崎・大分・宮崎・熊本・鹿児島
  x アステル沖縄  沖縄
 
 ★は、1995.10の開業分、他は1996.3の開業分。
 oは独自網のアステル、xはNTT依存網のアステル。
 
 東京地域はかつてはアステル東京という会社が存在したが、TTNetとの合併でTTNet<東京通信ネットワーク>となった。ただし、現在でもTTNetアステル事業本部が「アステル東京」の名前を使用しているので、本文中ではアステル東京と呼ぶ。
 北海道はかつてはアステル北海道が営業していたが、HOTNet<北海道総合通信網>に営業譲渡された。しかしこちらも「アステル北海道」の名前を使用しているので、本文中ではアステル北海道と呼ぶ。
 アステルは、東京地域では、他社より3ヶ月遅れたことになる。アステルが他社と同時開業したのは関西と四国のみ。
 四国が早くできたのは、地域系新電電のSTNetとの接続がスムーズに行ったことが大きい。ただし開業当初は発信のみだった。加入者を使って独自網のテストをしたとしか思えない。この様にアステルは、NTTドコモやDDIポケットより一足遅れている。
 パーソナルの営業区分はドコモと全く一緒。経営譲渡しても営業区分としては問題にならなかった。アステルの営業区分は、新潟が東北に含まれている、山梨・静岡東部が東京に含まれている、福井が北陸に含まれている、三重が中部に含まれている、これらの点に留意すること。静岡東部は、TTNetと同じく静岡県富士川より東のことを指す。また、アステル東海ではなく中部になっているのは、東海電力ではなく中部電力だからだと思われる。この営業区分は、電力系新電電、電力会社のそれと同じだと思われる。
 
 
☆ひとこと☆ 独自網・依存網
 
 PHSの基地局(アンテナ)間接続に使用される回線には、二種類ある。一つがNTTの電話回線(ISDN)で、もう一つが電力系新電電の光ファイバーである。前者を「NTT網活用型」、後者を「NTT網接続型」と言うが、イメージがわきにくいので、前者を「依存網」、後者を「独自網」と呼ぶ。
 同一のグループ内で比較すると、NTTに接続料(アクセスチャージ)を払わないといけないため、依存網の方が独自網よりだいたいにおいて高い。
 
 PHS各社は基本的に依存網を選択したが、アステルだけは株主に気を使ってか、独自網を基本政策とした。ただしアステル東京・関西・中国・九州・沖縄はNTTの電話回線(ISDN)で開業している。他社に遅れないため、調整に手間取ったため、出資している地域系新電電(電力会社)のインフラが少ないため、等々の理由だと思われる。グループ内の不一致が、多くの不都合と混乱を招いた。
 
 アステルの全国開業時、アステル東北とアステル北海道など、会社の違う独自網アステル同士の通話は不可能だったが、アステル中部を除いて2ヶ月程度で解消。これはまだよかった。アステル独自網とアステル依存網の間の通話や、独自網端末の依存網地域での着信、依存網端末の独自網地域での着信は開業から2年以上不可能だったが、以下の日程で順次可能になった。
 
 平成9年6月   アステル独自網と依存網の間の通話が可能になる。
 平成10年4月1日 すべてのアステル端末、アステル中部以外での着信可能になる。
          アステル中部契約端末はこれ以降全国発着信可能になる。
 平成10年4月24日 すべてのアステル端末、アステル中部での着信可能になる。
          すべてのアステル契約端末はこれ以降全国発着信可能になる。
 
 平成10年の4月以降約1カ月間は、全アステル中、アステル中部契約端末だけが全国着信可能だったため、アステル中部は「アステル中部なら全国着信可能です。」と広告を打っていた。
 
 将来は全社独自網に移行するという噂も聞いていたが、その気配は全くない。
 
 
5−4 加入料金・基本料金の比較
 
 ここでは、加入時に必要な料金、毎月の基本使用料、各料金プランや基本料金に関する割引などを比較する。
 
NTT一般加入電話(参考)
 施設設置負担金 −− 72800円
 工事費 −−−−−−  8300円〜
 回線使用料 −−−− 〜1750円(人口40万を越える市内での料金)
 
NTTドコモ(全国)
 新規契約料 −−−−   0円
 契約事務手数料 −−  3000円
 基本使用料
      (プラン198)1980円 ◇通話料金はプラン270の1.5倍
      (プラン270)2700円
 (プラン198デイライト)1980円 ◇詳細は下記
      (プラン135)1350円 ◇対携帯以外18秒10円、携帯12秒10円
  (ここだけプラン98) 980円 ◇通話先は3カ所に限定。着信は制限無し。*1
(パルディオおはなしプラス)
             1980円 ◇詳細は下記
(パルディオおはなしプラスL)
             4200円 ◇詳細は下記
(パルディオデータプラス)
             1980円 ◇詳細は下記
     (P-docoプラン) 980円 ◇いまどこサービス専用*1
*1 対応機種の利用が条件。
 「プラン198デイライト」は8:00〜19:00はプラン270と同額、その他はプラン270の2倍。
 「パルディオおはなしプラス」は「プラン270」の2.5倍の料金。ただし1000円までは無料。
 「パルディオおはなしプラスL」は「プラン270」と同一料金。ただし2200円までは無料。
 「パルディオデータプラス」は音声通話料金は「プラン270」の3倍、データ通信料金は「プラン270」と同額。いずれも1000円までは無料。
 「パルディオおはなしプラス」「パルディオデータプラス」とも、「きゃらメール」読み出し、「留守番電話サービス」の「ポケットベル呼び出し」料金、「パルディオE/Iメール(センタ経由)」送受信料金、「パルディオネットサーフィン」「NTT番号案内104」、「いまどこサービス」は無料通話対象外。
   継続利用割引サービス(申し込み不要)
 契約からの利用期間に応じて次の割引率で月額基本使用料が割り引かれる。
            割引率
6カ月以下        0%
6カ月超1年以下     4%
1年超 3年以下     8%
3年超         11%
   契約期間約束割引「いちねん割引」
 1年間契約を続けることを条件に回線契約期間に応じて基本使用料を割り引く。プラン270のみ。ファミリー割引との併用可。継続利用割引との併用不可。契約期間内に解約した場合には解約金が必要。1年経過後は1年単位で自動更新。
            割引率   解約金
1年以下        15%   3000円
1年超3年以下     16%   1500円
3年超         17%   1500円
   ファミリー割引
 ドコモの携帯電話を主回線として、同一名義または家族名義でドコモの携帯電話またはPHSを契約し、かつ口座振替の一括請求にしている場合、主回線(携帯電話)の基本料金が継続利用割引orいちねん割引+5%引き、副回線(携帯電話またはPHS)が継続利用割引orいちねん割引+10%引きになる。
 
DDIポケット(全国)
 新規加入料 −−−−   0円
 契約事務手数料 −−  2700円
 月額基本使用料
     (標準コース) 2700円
     (昼得コース) 1980円 ◇19:00〜8:00の通話料金は2倍*1
     (お気軽コース)1350円 ◇通話料金は2倍*1
     (安心だフォン)980円 ◇通話先は3カ所に限定。着信は制限無し*2
     (Two LINK DATA)980円 ◇通話先は3カ所に限定。着信は制限無し*3
   (スーパーパックS)3300円  通話料金は1.2倍。1200円までは無料。*1
   (スーパーパックL)5000円  通話料金は1倍。3000円までは無料。*4
*1 PHS同士の10秒以内の通話・携帯電話への通話・データ通信・着信通話・番号案内・料金案内・留守番電話利用料は倍額対象外。
*2 対応機種の利用が条件。通話先の変更は手数料2000円。
*3 データ通信専用。対応機種の利用が条件。通話先の変更は手数料2000円。
*4 メール系の料金は標準コースの0.5倍、ポケット同士の通話は標準コースの0.9倍。
   長期割引サービス(申し込み不要)
 契約からの利用年数に応じて月額基本使用料が1年以上で5%、2年以上で7%、3年以上で10%割り引く。
   複数割引サービス
 2台以上のポケット電話の請求書をまとめている場合、月額基本使用料を標準コース1契約あたり200円割り引く。標準コースのみ利用可。
   年間契約割引
 1年間契約を続けることを条件に基本使用料を15%割り引く。標準コース・スーパーパックS・スーパーパックLのみ。長期利用割引・複数回線割引との併用可。契約期間内に解約した場合には契約解除料として4000円、2年目以降は2000円が必要。1年経過後は1年単位で自動更新。
   文字電話
 ポケットが行っている文字通信専用のサービス。専用端末を使って、テキストメール、イラストの送受信やEメールの送受信、情報サービスの引き出しができる。
 プランは通常のPHSと全く異なる2通り。
  ベツベツメールコース−月額基本使用料 980円
  コミコミメールコース−月額基本使用料1780円、1000円の無料通話分を含む
 PメールDXとの直送メール・チャットはポケットのデータ通信料金、メールは10円/30秒、情報サービスは、3:00〜17:00は12円/分、17:00〜3:00は15円/分。
 
依存網アステル(全国)
 新規加入料 −−−−   0円
 契約事務手数料 −−  3000円*1
 月額基本使用料
 (スタンダードプラン) 2700円
 (デイトークプラン*2) 1980円 ◇19:00〜8:00の通話料金は2倍*3
 (きめトーク*4)−−− 980円 ◇通話先は3カ所に限定。着信は制限無し
 (エントリープラン*5) 1350円 ◇通話料金は一日中2倍*6
 (デイ&ミッドナイトコース*7)
             1980円 ◇19:00〜23:00の通話料金は2倍*8
 (まっTel)−−−   0円 ◇関西のみ。着信専用、契約期間2年。
 (データ680)−−  680円 ◇関西のみ。データ通信専用。*9
*1 同一契約時に2台以上契約した場合、2台目からは1500円。
  アステル関西「まっTel」は6000円。
*2 関西では「デイトークコース」
  関西では「デイ&ミッドナイトコース」登場で自動移行。
  中国では倍額対象時間を19:00〜23:00に変更。
*3 以下全てへの通話が倍額対象。
  固定電話・PHS・データ通信・携帯電話・プロトコル変換・モジトーク
 東京・九州では携帯電話・データ通信・モジトーク・PHS同士の10秒以内の通話は倍額対象外。
*4 東京・関西・中国・九州に存在。対応機種の利用が条件。
*5 東京・中国のみ。
*6 携帯電話・データ通信・モジトーク・PHS同士の10秒以内の通話は倍額対象外。
*7 関西のみ。
*8 以下全てへの通話が倍額対象。
*9 対応機種の利用が条件。
  固定電話・PHS・プロトコル変換・モジトーク
 携帯電話・データ通信・めちゃE-mail・つなげ太郎は倍額対象外。
   長期利用W割引(東京・関西・九州/申し込み不要)
 契約からの利用年数に応じて、通話料が割引(1)までの間無料になり、さらに通話料が2000円を越えると越えた分について割引(2)の率で割り引かれる。
           割引(1)    割引(2)
1年超2年以下    100円      5%
2年超3年以下    200円      7%
3年超        300円     10%
 関西では「長期利用とくとく割引」。契約年数1年以下でも割引(2)は5%。
   長期利用割引(中国/申し込み不要)
 契約からの利用年数に応じて、通話料が割引(1)までの間無料になる。
           割引(1)
1年超2年以下    150円
2年超3年以下    200円
3年超        300円
   複数回線割引(東京)・ふくびき(関西)・家族割引(九州)
 同姓の家族で同居している場合、2台目から基本料が2200円になる。さらに家族のPHS同士の通話は20%引きになる。東京・関西・九州で確認。
 東京ではスーパーファミリー割引に移行。
 九州では割引額改訂。
 デイトークコースとの併用不可。
   スーパーファミリー割引(東京・中国)・家族割引(九州・沖縄)
 同一名義で2台以上契約の場合、2台目から基本料が1700円になる。さらに家族のPHS同士の通話は20%引きになる。東京・中国・九州・沖縄で確認。
 九州は割引額をさらに改訂。
 デイトークプラン・きめトーク・エントリープランとの併用不可。
   家族割引(九州)
 同一名義で2台以上契約の場合、2台目から基本料が700円になる。さらに家族のPHS同士の通話は20%引きになる。
 デイトークプラン・きめトークとの併用不可。
   東京電話セット割引「東京セット」
 アステル東京と「東京電話」(「地域系電話会社の巻」参照)に加入すると基本使用料がすべてのプランで300円引き。契約事務手数料も1台目は1500円になる。複数回線割引・3か所自動割引・長期利用W割引との併用可。
 
独自網アステル(アステル中部以外)
 新規加入料 −−−−   0円
 契約事務手数料 −−  3000円*1
 月額基本使用料
  (*2)        2400円
  (発信コース)    1800円 ◇四国のみ。着信出来ない?
  (ピッチDEピッチ) 1880円 ◇北海道のみ。詳細は下記。
  (きめトーク*3)   980円 ◇通話先は3カ所に限定。着信は制限無し*4
  (とくとくデータ)  700円 ◇四国のみ。2000.1より。データ通信専用。*4
  (まっTel)     0円 ◇東北のみ。着信専用、通常回線契約者のみ。
*1 同一契約時に2台以上契約した場合、2台目からは1500円。
  アステル東北「まっTel」は6000円。
*2 アステル北海道では「標準コース」、アステル東北では「標準プラン」、
  アステル四国では「発着信コース」
*3 東北・四国のみ
*4 対応機種の利用が条件
   アステル北海道・ピッチDEピッチ
 対PHSの通話が10%引き。対携帯電話・留守番電話蓄積・モジトーク蓄積・1412・1417・1590・1591・1652・1660の各特番・つなげ太郎は標準料金。その他(対一般加入)は標準料金の2倍。サンキュープランと併用した場合は、サンキュープラン適用通話は10%引きされない。
   長期契約割引サービス(北海道/申し込み不要)
 契約からの利用年数に応じて月額基本使用料が6カ月以上で3%、9カ月以上で4%、12カ月以上で5%、15カ月以上で6%、18カ月以上で7%、21カ月以上で8%、24カ月以上で10%割引く。
   家族割引サービス(北海道)
 同一名義で2台以上契約の場合、2台目から基本料が2000円になる。
   スーパーファミリー割引(東北)
 同一名義で2台以上契約の場合、2台目から基本料が1200円になる。
   家族割引(四国・発着信コース専用)
 同姓の家族で同居している場合、2台目から基本料が1900円になる。
 
アステル中部
 新規加入料 −−−−   0円
 契約事務手数料 −−  3000円
 月額基本使用料
 (スタンダードプラン) 2600円
 (エコノミープラン)  1300円 ◇通話料金は一日中2倍*1
 (きめトーク)−−−  700円 ◇通話先は3カ所に限定。着信は制限無し
*1 以下への通話は倍額対象外。
 携帯電話・データ通信・モジトーク
   長期利用W割引(申し込み不要)
 契約からの利用年数に応じて、通話料が割引(1)までの間無料になり、さらに通話料が2000円を越えると越えた分について割引(2)の率で割り引かれる。
           割引(1)    割引(2)
1年超2年以下    100円      5%
2年超3年以下    200円      7%
3年超        300円     10%
   スーパーファミリー割引
 同一名義で2台以上契約の場合、2台目から基本料が1300円になる。
 
 携帯電話に続いてPHSにも低料金プランが登場した。携帯の低料金プランは平昼の通話料が高くなるものが多いが、ポケットの「昼得コース」、アステルの「デイトークプラン」は逆に夜間・深夜が高くなる。アステル東北・北陸は他のアステルに比べて明らかにプランや基本料金割引が少ない。
 特筆すべきはアステル関西の「まっTel」。加入料は6000円に上がったが、基本料金0円、通話料は着信専用なので発生しない。要は2年間にわずか6000円払うだけで着信専用の電話が使えてしまうのだ。公衆電話の多い町中なら充分役立つ。アステル四国の「発信コース」やアステル関西のプリペイド通話サービス「プリペイドA」との組み合わせも考えたい。
 
 
☆ひとこと☆ ポケベルPHS・PHS一体型携帯電話
 
 PHSのサービスエリアは非常に狭い。おまけに、サービスエリアの中だとしても、死角が多かったり、電車や車で移動中は話すことができない。携帯電話を「簡易」にしたつけがいたるところで出ているのである。
 そこで、そのPHSの弱点を埋めるために「ポケベルPHS」なるものが注目されている。PHSとポケベルのハードウェアを一つの端末に入れたものである。簡単そうに聞こえるが、ポケベルの出す強力な電波がPHSに影響を及ぼすため、電波干渉の克服の研究に1年かかったそうだ。
 PHSが使えないときにかかってきた電話を、自動的にポケベル(に相当するポケベルPHSの内部回路)に転送し、どの番号からの通話なのかがポケベルPHSの液晶に表示される。これだけでは、持ち運ばなくてはならないら端末が2つから1つに減るという利点こそ有るが、「転送サービス」で転送先をポケベルにした場合とあんまり変わらない。しかし、PHSからワンタッチでポケベル(に相当するポケベルPHSの内部回路)に伝えられた通話先へ通話できるのが、ポケベルPHSのすごいところ。2つの端末を1つにしたおかげで初めて実現できることである。ポケベルのサービスエリアは非常に広いので、まさしくお互いの長所と短所を埋め合わせたベストカップリングといえる。
 NTTパーソナル中央が1996.3.1に日本で初めてサービスを開始。アステルグループも続いている。ポケットはお相手がいないため存在しない。
 毎月の基本料金がPHSとポケベルの合計額で、全く割り引かれなかったのが原因か、意外に流行らなかった。ドコモへの経営譲渡で再起を期待したい。
 1999年、NCCポケベル会社の業務廃止が相次いでいる。新規加入終了までにすでに加入していた人には、ドコモのポケベルが無料で支給されるが、一体のメリットはなくなってしまう。
 
ドコモ各社+ドコモ各社
対応機種  103P(By Panasonic)
愛称    「P×P」(ピーバイピー)
加入料   4500円
月額基本料 4900円(PHS2700円+ポケベル広域2200円)。
料金は一括して請求
 
アステル各社+NCC系ポケベル各社
 アステル東京+東京テレメッセージ
 アステル中部+中部テレメッセージ(×)
 アステル中部+静岡テレメッセージ
 アステル中部+長野テレメッセージ
 アステル関西+関西テレメッセージ(×)
 アステル東北+東北テレメッセージ
 アステル東北+新潟テレサービス(×)
 アステル中国+各県NCCポケベル会社
 アステル九州+各県NCCポケベル会社 で存在確認。
対応機種  A831(By Panasonic)
愛称    「イッタイくん」(アステル中部でのみ愛称使用)
加入料   契約事務手数料がPHS・ポケベル各500円引き(両方で1000円引き)
月額基本料 PHS基本料金・ポケベル使用料無割引の合計。
それぞれ別請求。
契約はアステル・テレメッセージ系ポケベルの両方を扱っている代理店に行かなくてはならない。
 
 パーソナルのPHS事業がドコモに営業譲渡されて登場したのがPHS一体型携帯電話である。ポケベルPHSの登場の頃からずっと噂されていたが、ようやくという感じである。携帯電話の側から見れば、地下などでもつかえるというメリットや、比較的混雑している都市部でPHSに切り替えられるというメリットがある。PHS側から見ればPHSの営業エリア外でもつかえるというメリットがある。
 登場当時は、提供しているのが同じドコモという会社でありながら、契約事務手数料・基本料金とも携帯・PHSのそれぞれの料金の合算であるため、基本料は高く付いてしまっていた。現在は「ドッチーモプラン」(月額基本使用料:携帯5600円+PHS3600円=9200円、無料通話分3800円を含む。)が登場している。詳しくは「携帯電話の巻」を参照。
 
ドコモ各社+ドコモ各社
対応機種  SH811・N811・P811
愛称    「Doccimo」(ドッチーモ)
加入料   6000円
月額基本料 携帯・PHSの基本料金を合算したもの。「ファミリー割引」は適用可。
 (携帯「プランA」とPHS「プラン270」で4270円+2430円=6700円)
料金は一括して請求
 
 
5−5 通話・データ通信料金の比較
 
 料金表はすべて10円で話せる秒数である。
 
NTTドコモ[1998.2.1より]
(通話の場合接続料10円・ただし独自網アステルへは20円)
        通話        データ通信
        平昼 休夕 深夜  平昼 休夕 深夜
区域内〜20km   60  60  90   60  60  90
〜30km      45  45  60   45  45  60
〜60km      36  36  45   36  36  45
〜100km      14  20  23   14  20  23
100km〜      14  14  16.5  14  14  16.5
*ただしドコモからPHS全社への通話は最初の10秒全国一律10円。
 
DDIポケット(全国)
(接続料10円・ただし独自網アステルへは20円)
        通話        32Kデータ通信
        平昼 休夕 深夜  平昼 休夕 深夜
区域内      60  60  70   70  70  70
隣接区域内〜30km 45  45  60   60  60  60
〜60km      26  30  45   45  45  45
〜100km      18  26  36   36  36  36
〜160km      15  20  26   26  26  26
160km〜      15  17  20   20  20  20
*ただしポケットから一般加入・依存網PHSへの通話は最初の10秒全国一律10円。
 
依存網アステル[1998.10.1現在]
(通話の場合接続料10円)
        通話        32Kデータ通信
        平昼 休夕 深夜  平昼 休夕 深夜
区域内      60  60  90   60  60  90
隣接区域内〜30km 45  45  60   45  45  60
〜60km      26  30  45   26  30  45
〜100km      18  26  36   18  26  36
〜160km      17  20  26   17  20  26
160km〜      15  17  20   15  17  20
*ただし、アステルから全PHSへの通話は最初の10秒全国一律10円。
 
独自網アステル・アステル北海道[98.10.1より]
(通話の場合接続料10円)
        通話        32Kデータ通信
        平昼 休夕 深夜  平昼 休夕 深夜
区域内      90  90  180   90  90  180
隣接区域内〜60km 60  60  90   60  60  90
〜100km      35  45  60   35  45  60
〜160km      23  30  45   23  30  45
160km〜      17  22.5 30   17  22.5 30
*ただし、最初の10秒全国一律10円。
32Kデータ料金はアステル北海道同士またはアステル北海道→HOTNetISDN回線の料金
 
独自網アステル・アステル東北[98.11.1現在]
(通話の場合接続料10円)
        通話        32Kデータ通信
        平昼 休夕 深夜  平昼 休夕 深夜
区域内      90  90  180   60  90  90
隣接区域内〜   90  90  90   60  90  90
*ただし、最初の10秒全国一律10円。
32Kデータ料金はアステル東北同士またはアステル東北→TOHOKNet接続プロバイダの料金
 
独自網アステル・アステル北陸
(通話の場合接続料10円)
        通話        32Kデータ通信
        平昼 休夕 深夜  平昼 休夕 深夜
区域内〜30km   90  90  120   90  90  120
〜60km      45  48  48   45  48  48
〜100km      36  45  45   36  45  45
100km〜      18  30  30   18  30  30
*ただし、最初の10秒全国一律10円。
32Kデータ料金はアステル北陸同士の料金
 
独自網アステル・アステル中部[98.9.15より]
(通話の場合接続料10円)
        通話        32Kデータ通信
        平昼 休夕 深夜  平昼 休夕 深夜
区域内      90  120  120   90  120  120
隣接区域内〜30km 60  80  80   60  80  80
〜60km      45  80  80   45  80  80
〜100km      30  45  45   30  45  45
〜160km      20  30  30   20  30  30
160km〜      18  25  25   18  25  25
*ただし、最初の10秒全国一律10円。
32Kデータ料金はアステル中部同士またはアステル中部→東海インターネットの料金
 
独自網アステル・アステル四国[97.12現在]
(通話の場合接続料10円)
        通話        32Kデータ通信(推定)
        平昼 休夕 深夜  平昼 休夕 深夜
区域内      90  90  120   90  90  120
隣接区域内〜50km 60  80  90   60  80  90
〜100km      36  48  48   36  48  48
100km〜      20  26  26   20  26  26
*ただし、最初の10秒全国一律10円。
 
公衆電話→PHS(おそらく全社共通)
(接続料無し)
         平昼  休夕  深夜
区域内      30   30   30
隣接区域内〜20km 15   18   18
〜30km      13   14   15
〜60km      10   14   15
〜100km       8.5  14   15
〜160km      7.5  11   11.5
160km〜      7   11   11.5
 
PHS→国際電話
 国際電話発信には別に国際電話会社との契約が必要。申し込み・問い合わせは「5−11 お問い合わせ先」を参照、発信時の料金は、「国際系電話会社の巻」参照。
 着信は申し込み不要。
 
PHS→携帯電話
 全社共通10秒10円。接続料はかからなかった。
 各社とも1998.10.1から次のとおり値下げ。
 
NTTドコモ(全国)[1998.10.1より]
        通話        32Kデータ通信
        平昼 休夕 深夜  平昼 休夕 深夜
携帯電話    12  15  20
 
DDIポケット(全国)[1998.10.1より]
        通話        32Kデータ通信
        平昼 休夕 深夜  平昼 休夕 深夜
携帯電話
 最初の1分間 10  15  15
 2分目以降  14  24  24
 
アステル(全国)[1998.10.1より]
        通話        32Kデータ通信
        平昼 休夕 深夜  平昼 休夕 深夜
携帯電話    12  15  20
 
携帯電話→PHS
 「携帯電話の巻」参照
 
 PHSの場合、通話料金とデータ通信料金が違う。一般的にデータ通信料金は通話料金より安い。
 PHS独自の考え方として、接続料というものがある。多くの場合、秒数によって計算した通話料の他に1通話に10円かかる。よって10円60秒でも、3分30円ではなくて3分40円になる。そのため、どんなに短い時間で電話を切っても20円かかる(一部の短時間通話料金の場合を除く)。おそらく、NTTへの接続料分であるが、何故か独自網アステルでもちゃんとかかる。なお、公衆電話ではこれがかからないので、同一区域内3分60円になる。どの会社のPHSにかけても同額なのは、NTT側の交換機のプログラムの問題と思われる。ちなみにドコモ・ポケットから独自網アステルにかけると接続料が20円になる。ドコモ・依存網アステルのデータ通信料金には接続料はかからない。
 独自網アステルを除いて、PHS同士、PHSから一般加入、一般加入からPHSは同じ料金。独自網アステルは、同一地域の独自網アステル同士(アステル東北同士、など)およびアステル東北エリア内のアステルと東北インテリジェント通信ISDN間の料金のみが「独自網アステル」料金。独自網アステルから一般加入、一般加入から独自網アステル、は「依存網アステル」料金になるので注意。NTT回線を通らざるを得ないときに「依存網」料金になるのだ。
 区域内とは、一般加入電話でいう「市内」のこと。ただ行政上の「市内」ではない。正確に言うとNTTの「同一MA内」である。携帯電話の「営業区域内」とは意味が違うので注意。
 
 長距離になるとPHSの通話料は公衆電話より安くなる。
 中近距離に関しては、NTTドコモの通話料はDDIポケット・依存網アステルより安い。NTTの方が安いなんて、一般加入電話では考えられない逆転現象である。
 
 距離の計算や通話時間毎の比較については、みかかの鉄人執筆陣作の「HOWFAR」を利用するとよい。
 
 
☆ひとこと☆ データ通信
 
 PHSのためのデータプロトコル、PIAFS(PHS Internet Access Forum Standard)が決定されたことにより、各社からデータ通信対応PHSが出ている。
 ノートパソコンとデータ通信対応PHS、データカードを入手すると、高速データ通信が楽しめる。
 
NTTドコモ(32Kデータ通信):
 32Kパルディオを利用する。PIAFS対応のインターネットプロバイダーを利用できる。PIAFS非対応のプロバイダーにはプロトコル変換装置を経由して使う。料金はプロトコル変換装置までのデータ通信料金とプラス10円/分。
NTTドコモ(64Kデータ通信):
 64Kパルディオを利用する。64Kエリア(現在は東京23区、横浜市、川崎市のみ)から64KPIAFS対応のインターネットプロバイダーを利用できる。64Kエリア外では32Kで、PIAFS非対応のプロバイダーにはプロトコル変換装置を経由して使う。料金はプロトコル変換装置までのデータ通信料金とプラス10円/分。
 
DDIポケット(α-DATA):
 14.4Kモデム、14.4Kファックス、32Kでのインターネット通信に利用できる。PIAFS決定以前に出来たプロトコルなので、PIAFS非対応。
DDIポケット(α-DATA32):
 14.4Kモデム、14.4Kファックス、32Kでのインターネット通信とPIAFSの4つに対応している。PIAFS対応・非対応に係わらず使えるのはα−DATA32だけだとポケットの人が自慢していた。しかし、事実を暴露すると、実はPIAFS非対応との通信は単に基地局でのプロトコル変換をしているだけであり、かつメディア変換(基地局でのプロトコル変換)は1基地局につき同時に使えるのは1ユーザーなので、誰かがPIAFS以外の通信をしている時には他基地局エリアに移動しないとPIAFSしか通信できないことになる。しかも、PHS端末からの発信に限ってしか使えない。
DDIポケット(α-DATA64):
 α-DATA32に加え、64Kデータ通信ができる。32Kデータ通信のチャンネルを2つ利用して接続するが、2チャンネル確保できないときには32Kに落として1チャンネルで接続し、チャンネルが空き次第64Kで通信する点がドコモとは異なる(ドコモは32K←→64Kの切り替えはしない)。移動中などで1回線が切断されても、いったん32Kでデータ通信し、別回線を確保し64Kで通信する。プロバイダの64K対応回線に直接接続するか、ベストエフォート方式に未対応のプロバイダには、プロトコル変換装置を経由し接続する。プロトコル変換装置までの通常のデータ通信料金と、全国一律5円/60秒がかかる(ただし、2000年5月末まではプロトコル変換装置の利用料は無料)。
 
アステル(32kbps高速データ伝送サービス):
 アステル32Kbpsシリーズを利用する。PIAFS対応のインターネットプロバイダーを利用できる。PIAFS非対応のプロバイダーには、電力系新電電提供のプロトコル変換装置を使う。データ通信料金と10円/60秒が余計にかかる。依存網アステルとアステル中部ではアステル自身が持っているプロトコル変換装置に接続することになる。プロトコル変換装置までの通常のデータ通信料金と、全国一律10円/60秒がかかる。
プロトコル変換装置設置場所
 東京・立川・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇
アステル東京(64kbps高速データ伝送サービス):
 アステル64kbpsアダプターに2台の32Kbps対応機種を接続、またはデータカード型アステルPHSにさらに32Kbps対応機種を接続して利用する。アステル自身が持っているプロトコル変換装置に接続することにより、同期64kbps対応のインターネットプロバイダーを利用できる。プロトコル変換装置までの通常のデータ通信料金と、全国一律10円/60秒がかかる。
プロトコル変換装置設置場所
 東京・立川・大阪
 
 
5−6 通話料金・データ通信料金割引サービスの比較
 
 携帯電話と比べると割引サービスは少ないが、少しは登場してきた。割引サービスの特徴としては、データ通信のための割引が多いことである。
 
 
○通話料金割引タイプ
 なぜかアステルにしかない。
 
アステル北海道:サンキュープラン
 月々300円でアステル北海道同士の通話料金が次のように変わる。
 
アステル北海道サンキュープラン[98.6.1より]
(9円で話せる秒数・接続料なし)
        通話
        平昼 休夕 深夜
区域内      180  180  180
隣接区域内〜60km 90  90  90
〜100km      40  50  60
〜160km      30  40  50
160km〜      20  30  40
 
アステル東京:3か所自動割引(愛称:さんびき)
 月々280円で通話料の上位3ヶ所の通話料が自動的に20%引き。「複数回線割引」との併用の場合は同一名義のアステル同士では複数回線割引が適用。重複適用とはならず、その他の3ヶ所が割り引かれる。「長期利用W割引」は3か所自動割引適用後に適用される。
 
アステル北陸:ごえんコール
 月々100円でアステル北陸同士の通話料金が次のように変わる。
 
アステル北陸ごえんコール[99.1.1より]
(5円で話せる秒数・接続料なし)
        通話
        平昼 休夕 深夜
区域内      60  60  80
隣接区域内〜30km 45  45  60
〜60km      22.5 24  24
〜100km      18  22.5 22.5
100km〜      9  15  15
*モジトーク最初の30秒は5円。
 
アステル中部:ごえんコール
 月々100円でアステル中部同士の通話料金が次のように変わる。
 
アステル中部ごえんコール[98.10.1より]
(5円で話せる秒数・接続料なし)
        通話
        平昼 休夕 深夜
区域内      60  60  60
隣接区域内〜30km 30  40  40
〜60km      22.5 40  40
〜100km      15  22.5 22.5
100km〜      10  15  15
*モジトーク最初の30秒は5円。
 
アステル関西:おしゃべりコース
 月々300円で通話料が10%引き。関西で11月よりスタート。対象はアステル関西内から一般加入・PHSへの通話のみ。アステル関西外からの通話や携帯電話への通話・つなげ太郎への通話は対象外。
 
アステル四国:ごえんコール
 月々100円でアステル四国同士の通話料金が次のように変わる。
 
アステル四国ごえんコール[99.8.1よりの新料金]
(5円で話せる秒数・接続料なし)
        通話
        平昼 休夕 深夜
区域内      60  60  80
隣接区域内〜50km 30  40  45
〜100km      18  24  30
100km〜      11.5 18  24
 
 
○長期利用割引タイプ
 
ドコモ:ホーム割引
 申し込みの際に記載した連絡先番号への通話が契約している期間に応じて割引になる。契約が3カ月〜1年で5%引き、1年〜2年で10%引き、2年以上で20%引き。長期契約割引の一種だが、連絡先番号1つだけというのが携帯電話と違う。
 
アステル:長期利用W割引(東京・中部・九州)・長期利用とくとく割引(関西)
  「5−4 加入料金・基本料金の比較」参照。
 
 
○複数回線割引タイプ
 依存網アステルにしかない。
 
アステル:スーパーファミリー割引(東京・中国)・ふくびき(関西)・家族割引(九州)
  「5−4 加入料金・基本料金の比較」参照。
 
 
○データ通信割引(定額制)
 
ドコモ:32Kデータ料金プランF5
 県内のデータ通信が1900円/月で5時間定額利用できる。プラン198では利用不可。
 
 
○データ通信割引(プロバイダ提携)
 
ドコモ:PIASネット
 PIASネット接続プロバイダと、県内設置のアクセスポイントまでの料金で接続できるようになる。上記「32Kデータ料金プランF5」の利用が可能になる。
 現在の対応プロバイダはInfoSphere・My Harmo Internet・KCOM・SANNET・People・インターネットWIN・RIMNET・Panasonic Hi-HO・GIGA NET・DREAM☆NET・NIFTY SERVE・Info Web・So-net・i-Pointネットワーク・ぷらら・AIRnet・ASAHIネット・DTI・Biglobe。
 
ポケット:ポケットMAL
 MAL採用プロバイダと、距離に関係なく3:00-17:00は1分10円、その他は1分13円で接続できる。
 現在の対応プロバイダはDION・DTI・Info Web・MIND・Navi Connection・NIFTY-SERVE・People・ACROSS・アルファネット・ドクターネット・DREAM☆NET・ネットラピュタ・ブロードウェイインターネット・Biglobe・My Harmo Internet・リムネット・東京インターネット・近鉄ケーブルネットワーク・i-Pointネットワーク。
 問い合わせは0077-23-050779へ。
 
アステル:つなげ太郎(全国)
 KDD「0070データ オン デマンドサービス」、日本テレコム「インターアクセス0088」と接続しているプロバイダと、距離や時間に関係なく1分13円で接続できる。現在の対応プロバイダはKDD経由がIIJ4U・RIMNET・TOKYO Spring INTERNET・Bekkoame・Linkclub・Highway Internet・InterQ・Fast Net Internet Exchange・StarGate Japan・U-net Surf・Big Net・GigaNet・JTN Net・DAIICHI Net・Xaxon-Net・Cyber Oz Net・EX-Club・Momoたろう Internet Clut・OTONET・Butaman Internet・Calen Internet Services・IDM Internet・ISFnet・PSINet・ASAHIネット・JMPA Net・DTI Second・Cnet 東京・KCOM・Alles Net・Sharp Space Town・SANNET・TWICS・さくら銀行、日本テレコムがTOKYO INTERNET・So-net・AT&T WorldNet・Usen Net・SANNET・InfoPepper・IBM Internet Connection・VC-Net・netSpace・ODN。
 それぞれの接続プロバイダ一覧は、
KDD:http://www.kdd.co.jp/service/twjservi/0070dod/provider.html
日本テレコム:
    http://service.japan-telecom.co.jp/homeuse/internet/inter/inter01.html
を参照。(ただしすべてがPIAFS対応とは限らないので注意。)
 問い合わせはKDD(0070-800-0070-99)、日本テレコム(0088-22-3637)へ。
 
アステル東京:@6(アット シックス)
 アステル東京エリアで32K対応機種から東京電話インターネット0081-165-1212に接続した場合、距離・時間帯に関係なく6円/分で利用できる。
 
 
○データ通信割引(プロバイダ加入不要)
 
ドコモ:moperaネットサーフィン
 プロバイダに加入せずに特番166にアクセスするだけでインターネット(WWW)が利用できる。利用料金は時間・距離に関係なく一律15円/60秒。PIAFS専用。
 
ポケット:DIONモバイルパック
 プロバイダに加入せずにインターネット(WWW)が利用できる。詳しくはDION(0077-23-332332)へ問い合わせ。
 
ポケット:ピッチブリッジサービス
 プロバイダに加入せずにインターネット(WWW)が利用できる。詳しくはBT-NIS(0120-103-575)へ問い合わせ。
 
ポケット:アルファモバイル98サービス
 プロバイダに加入せずにインターネット(WWW)が利用できる。詳しくは03-5365-7305へ問い合わせ。
 
アステル:らくらくnet(北海道・北陸・中部・四国)
 プロバイダに加入せずに特番1660にアクセスするだけでインターネット(WWW)が利用できる。利用料金は時間・距離に関係なく一律10円/45秒。PIAFS専用。
 
アステル中部:らくらくeメール
 月々200円でプロバイダに加入することなくアステルPHSとデータカード・パソコンで電子メールの利用ができる。ファイルの添付もできる。料金は1660(アステル中部エリア内)の場合10円/45秒、#9132(全国エリア)の場合名古屋MAまでのデータ通信料金。
 
アステル関西:めちゃE−Mail
 月々300円でプロバイダに加入することなくアステルPHSとデータカード・パソコンで電子メールの利用ができる。ファイルの添付もできる。料金は#7199(アステル関西エリア内)の場合13円/分、#8799(全国エリア)の場合大阪MAまでのデータ通信料金。下記のオプション機能がある。
   Webページ閲覧機能
 インターネット上のウェブページを閲覧することができる。
   メール着信通知機能
 月々0円。メールが着信すると「モジトーク」へ通知する。「モジトーク」への申し込みと「モジトーク」料金は必要。
   メール転送機能
 月々0円。
 
アステル九州:アステルQインターネットサービス
 月々300円でプロバイダに加入することなくアステルPHSとデータカード・パソコンでインターネットのウェブページ閲覧や電子メールの利用ができる。13円/分。下記のオプション機能がある。他のサーバーのメールアドレスを使っての送受信もできる。
   メール転送機能
 月々0円。
 
 
5−7 その他のサービスの比較
 
 初期に比べて、サービスもかなり整ってきた。しかし各社横並びでは?と感じざるを得ない。
 
 
○留守番電話
 PHSのエリア外にいるときや、電源を切っているときでも、電話の着信状況だけは後から分かるサービス。NTTドコモは1996.2.1から東京地域からサービス開始。独自網アステルを除き転送電話との併用は不可だったが、ドコモ・ポケットも可能になった。
 
                   加入料金   月額基本料
                 加入時  途中から
ドコモ・留守番電話サービス    無料   1000円  100円(全国)
ポケット・留守番電話サービス   無料   1500円  100円(全国)
アステル・留守番電話サービス   無料   1500円  100円(全国)
 
   ドコモ留守番電話サービス概要
 伝言メッセージの最大件数20件、伝言メッセージ1件あたりの録音時間最大180秒、応答メッセージの録音時間最大90秒、伝言メッセージの保存時間72時間。
 一般電話や公衆電話からのメッセージ再生には暗証番号が必要。
 サービスの中断・再開は自分のPHS・一般電話・公衆電話より行う。
 伝言メッセージが録音されると、1時間後・2時間後・24時間後・48時間後、音ともに液晶ディスプレイに留守電センターの番号を表示。
 録音1件につきPHSが最後に位置登録された位置から留守電センターまでのPHS料金が受信者にかかる。
 また、直接留守番電話センターにかけて録音したり、契約者の伝言受付メッセージを残したりする伝言サービスもある。
 ポケベル呼び出し機能も持つ。
 
   ポケット留守番電話サービス概要
 伝言メッセージの最大件数20件、伝言メッセージ1件あたりの録音時間最大60秒、応答メッセージは録音できない。伝言メッセージの保存時間73時間。
 一般電話や公衆電話からのメッセージ再生には暗証番号が必要。
 サービスの中断・再開は自分のPHS・一般電話・公衆電話より行う。
 伝言メッセージが録音されると、次にポケット電話を使った際にディスプレイに表示される。
 録音1件につきPHSが最後に位置登録された位置から留守電センターまでのPHS料金が受信者にかかる。
 
   アステル留守番電話サービス概要
 伝言メッセージの最大件数20件、伝言メッセージ1件あたりの録音時間最大120秒、応答メッセージの録音時間最大30秒、伝言メッセージの保存時間72時間。
 一般電話や公衆電話からのメッセージ再生には暗証番号が必要。
 サービスの中断・再開は自分のPHSより行う。
 伝言メッセージが録音されると、液晶ディスプレイに[16ロクオンアリ(シンキ)]または[16−−−]と表示される。
 録音1件につき20円が受信者にかかる。(アステル関西では無料)
 ポケベル呼び出し機能も持つ。
 アステルPHSからの操作、液晶画面表示は全国で可能。
 
 
○転送
 PHSが使えない状態にあるとき、PHSの操作で設定した先へ転送してくれる。申し込みはいらない基本サービス。転送先はPHSの操作で自由に設定でき、手数料はいらない。
 かつては独自網アステルを除き、基本サービスではなく、留守番電話との併用ができないなどの問題があった。
 
ドコモ・転送でんわサービス
ポケット・着信転送サービス
アステル・転送電話サービス
     (アステルでは基本サービス)
 
   転送サービス概要
  [送信者]→→→→[受信者(PHS使用不能状態)]→→→→[転送先]
       送信区間                転送区間
 送信区間は通常のPHS料金が送信者に、転送区間は通常のPHS料金が受信者にかかる。
 
転送可能先:一般加入電話、ポケベル、携帯電話、PHS
転送不可能先:国際電話、フリーダイヤル、ダイヤルQ2、104番、110番、116番、119番、など
 
 
○ショートメッセージサービス
 
 PHS各社は相次いで、ポケベルのように文字でショートメッセージを交換できるサービスを開始した。3社あるが際だった特徴はない。
 ドコモ・アステルでは送信されたメッセージはいったんセンターに送られるため、PHSがエリア外でも送信できる。システムはポケベルと言うより、留守番電話に近い。ポケットはダイレクト送信である。なお、ドコモ・アステルはダイレクト方式でも追随した。
 その後、PHS3社、セルラー間で機能共通化が計られた。ポケットのPメールの規格が公開され、ドコモ・アステル・セルラーがそれに合わせる形となる。本文中に「ショートメッセージ共通化対応」と書いているサービスがそれである。最大20文字、半角英数字カナ文字が利用できる。
 
ドコモ:きゃらメール
 読み出し側にはきゃらメール対応32Kパルディオが必要。入力側はPHS、一般加入、公衆電話、ピンク電話、携帯自動車電話など、プッシュ信号が出せればOK。最大70文字、20件の文字メッセージを最大3日間保存する。メッセージは「数字」「数字の組み合わせによるフリーワード」「区点コードによる漢字など(スーパーパルディオ551Sのみ)」「端末で作成した定型文」が入力可能。
 申し込み工事費1000円。新規契約・機種変更と同時に申し込みの場合無料。使用料は月100円。メッセージ読み出し料5円/件。
 グループ登録した複数の相手に同じメッセージを送る「同報機能」、インターネットから呼び出す機能(アドレスは中央でPHS番号@cmchuo.nttpnet.ne.jp、東北でPHS番号@cmtohoku.nttpnet.ne.jp)もある。
 ドッチーモ811シリーズ、パルディオ33Xシリーズ、611S、341Sだと最大210文字「区点コードによる漢字など」も使える。また着信メロディー機能で作曲したメロディーを送ったり、受信したメロディーを着信メロディーとして使えたりする。
 
ドコモ:きゃらトーク
 きゃらトーク対応機種間で利用可。最大20文字。メッセージは「漢字・ひらがな」(33x系PHSのみ)「カタカナ」「英数字」「記号」が入力可能。
 申し込み工事費、使用料無料。メッセージ読み出し料無料。送信側の料金は全国一律1メッセージ10円(プラン270の場合)。
 ショートメッセージ共通化対応。331S、341S、331T、331P、331Nはそのままで、314S、316S、315S、313Pは工事費1000円でバージョンアップできる。
 
ドコモ:パルディオEメール
 スーパーパルディオ551S、パルディオ62Xシリーズが必要。キーボード画面から入力した文字をスーパーパルディオ551S、パルディオ62Xシリーズに直接またはパソコンなどにもセンタ経由でEメールで送受信することができる。パソコン+32K端末+データカードや32Kパルディオ+パルディオ・Eボードでも発着信可。
 Eメールセンター経由だと7円/10秒。その他は通常のデータ通信料金。
 
ドコモ:パルディオIメール
 スーパーパルディオ551Sが必要。手書き文字やイラストをスーパーパルディオ551SやFAXに送ることが出来る。パソコン+32K端末+データカードでも発着信可。
 Iメールセンター経由だと7円/10秒。その他は通常のデータ通信料金。
 
ポケット:Pメール
 ショートメッセージ共通化対応。
 Pメール対応機種間で利用可。最大20文字。メッセージは「数字」「数字の組み合わせによるフリーワード」が入力可能。
 申し込み工事費、使用料無料。メッセージ読み出し料無料。送信側の料金は全国一律1メッセージ10円。
 Pメール非対応のPHS、携帯電話、公衆電話、一般加入電話からは「Pメールセンター」を利用すれば送信可能。プッシュ信号が出せればOK。Pメールセンターでは受信されるまで最大12時間、一定の間隔で送信し続ける。
 Pメールセンターの場所と番号は次の通り。***は送り先ポケットの電話番号下3桁。
   Pメールセンター 所在MA 番号
   東京第一     東京   070-6991-6***
   東京第二     国分寺  070-6991-7***
   北海道      札幌   070-6606-6***
   東北       仙台   070-6491-6***
   北陸       金沢   070-6676-6***
   関西       大阪   070-6541-6***
   中国       広島   070-6691-6***
   九州       福岡   070-6591-6***
 
ポケット:PメールDX
 PメールDX対応機種間で利用可。最大1000文字。メッセージは「カタカナ」「ひらがな」「漢字」「英数字」「マーク」が入力可能。対応機種は手書きメモも送信可能。通話状態のままで文字メッセージで会話可能(チャット通信)。
 DXセンターを介してパソコンなどとEメールの送受信ができる。ニックネームをメールアドレスに使用可。複数の人に同一のメールを出したり1ヶ月先までメールの送信を予約できる。
 DXセンターから情報を引き出せる情報サービスもある。
 申し込み工事費、使用料無料。メッセージ読み出し料無料。送信側の料金はデータ通信料金。電子メールの送受信料はプラン・距離・時間によらず30秒10円。メール通知サービスは1回毎に10円。情報サービスの通信料は3時〜17時は1分12円、他の時間帯は1分15円。有料情報サービスもあり、その場合は情報料が加算される。情報料はポケットが回収代行。
 
アステル:モジトーク
 読み出し側には留守番電話契約のアステルPHSが必要。入力側はPHS、一般加入、公衆電話、ピンク電話、携帯自動車電話など、プッシュ信号が出せればOK。最大39文字、30件の文字メッセージを最大3日間保存する。メッセージは「数字」「数字の組み合わせによるフリーワード」「端末で作成した定型文」が入力可能。
 留守番電話サービスの申し込みが必要。留守番電話使用料は月100円。メッセージ読み出し料無料。送信側の料金は30秒まで10円。文字メッセージの蓄積5円/件。
 
アステル:Aメール
 Aメール対応機種間で利用可。最大100文字。メッセージは「数字」「数字の組み合わせによるフリーワード」が入力可能。
 申し込み不要、使用料無料。メッセージ読み出し料無料。送信側の料金はPHS料金のみ。
 
アステル:Aメールプラス
 ショートメッセージ共通化対応のアステル版。対応機種はAP-21、AT-31、AJ-25、AD-31以降の端末。
 
アステル:Mメール
 Mメール対応機種間で利用可。最大120文字。メッセージは「数字」「数字の組み合わせによるフリーワード」が入力可能。これに自作メロディーやPHS電話機の固定メロディーが付けられる。
 申し込み不要、使用料無料。メッセージ読み出し料無料。送信側の料金はPHS料金のみ。
 
アステル:MOZIOサーバーメール(東京・中部・関西・中国・四国・九州・沖縄)
 アステルのメールサーバー内に自分専用のメールボックスを作り、サーバーを経由してメールのやりとりができる。半角英数・カナ文字最大512文字が送信可能。利用にはMOZIOサービス対応端末が必要。通信料は距離・時間帯に関係なく10秒7円(東京・関西・中国・九州)、30秒10円(中部)、45秒10円(四国)、30秒5円(四国、ごえんコール)。
 
アステル:MOZIOダイレクトメール
 PIAFSを利用してMOZIOサービス対応端末間で、ダイレクトに半角英数・カナ文字最大512文字が送信可能。メロディーや絵文字、電話帳の転送も可能。MOZIOサービス対応端末が必要。料金はデータ通信料金。
 
アステル:MOZIOeメール(東京・中部・関西・中国・四国・九州)
 MOZIO対応PHSだけでeメールサーバーを介し、インターネットメールが使える。メールアドレスは2個まで自由に取得できる。メールが着信すると無料で通知され、大きなメールは自動的に分割される。送信は全角256文字まで、受信は全角50688文字まで。料金は30秒9円(東京・関西・中国・九州)、30秒10円(中部)、45秒10円(四国)、30秒5円(四国、ごえんコール)。メールマガジン「MOZIOeマガジン」の配信を受けることも可能(沖縄以外)。
 
 
○発信者番号通知
 
 スタート時にはPHS同士でのみ利用可であったが、順次拡大し、現在ではPHSから、PHSへ、すべての通話で通知が可能である。
 
 
○分計
 
 ボタン一つで、現在している通話の通話料の請求先を切り替えることができる。会社のPHSを使っているが、会社へ送られる明細書に記録されてはまずいところへ通話するとき、などに便利。一つのPHSを公私両用に使うことが出来る。
 初期に登場したα−PHSは全機種が分計ボタンを持っており、「ボタン一つで分計」と広告していた。最近はα−PHSから「分計ボタン」が消えているので「ボタン一つで分計」という広告も色あせた。
 
ポケット・分計サービス α−PHSが必要、月200円(全国)
アステル・課金分けサービス        月200円
 
 
○通話料明細
 
ドコモ ・            1件100円、送料別
ポケット・通話料明細発行     1件100円
アステル・通話料明細送付サービス 1件100円、送料別 (おそらく全国)
 
 
○情報ダイヤル
 ほとんどの会社で、情報料タダ、通話料のみで情報ダイヤルを開設している。
 情報ダイヤルの情報提供は各地域別の会社がやっており、他の地区では使用できない。
 番組に関しては東京の各社について掲載したが、各地域大して変わらないと思われる。
 なおアステル四国は情報ダイヤルを廃止する。
 
ドコモ:NTTドコモ情報ダイヤル
 アスセス番号 #8899
 チャンネル
  1 スポーツニュース
   1 スポーツダイジェスト
   2 プロ野球速報
   3 Jリーグ速報
   4 大相撲速報
   5 中央競馬速報
   6 特別チャンネル
  2 ウィークリーホロスコープ
  3 今日の運勢
  4 終電情報
 通話料 センターまでのPHS料金
 
ポケット :ポケット情報ダイヤル
 アスセス番号 159
 チャンネル
  1 スポーツ情報
   1 プロ野球速報
   2 Jリーグ速報
   3 大相撲速報
   4 中央競馬速報
   5 スポーツダイジェスト
   6 特別チャンネル
  2 占い情報
   1 ウィークリーホロスコープ
   2 今日の運勢
 通話料 標準コースで全国一律10円+45秒10円(ただし、最初の10秒は10円)
 
アステル :アステルダイヤル
 アスセス番号 1590
 チャンネル
  1 スポーツニュース
   1 プロ野球情報
   2 Jリーグ情報
   3 競馬情報
   4 スポーツダイジェスト
  2 占いの小箱
   1 声のおみくじ
   2 恋のタロット
 アスセス番号 1597
  日経新聞ニュース
 アスセス番号 1598
  club & disco Navi
 アスセス番号 1599
  サウンドカフェ
 アスセス番号 #7140
  シネマホットライン
 通話料 センターまでのPHS料金
 
 
 情報ダイヤルのデータ通信版と言うべきものも登場した。
 
アステル:MOZIOナビサービス(東京・中部・関西・中国・四国・九州・沖縄)
 基本サービス。アステル専用サーバにPIAFSを利用してアクセスし、様々な情報を検索し、入手することができる。利用にはMOZIOサービス対応端末が必要。
 情報内容は、サービス開始時で次の通り。
   ジャンル   名称      内容
   電話帳   ・オデカケ電話帳・町を歩いていて便利な電話番号帳
   映画空席情報・映画館空席  ・主要映画の空席情報
   グルメ情報 ・たべあるき  ・レストランガイド
   雑誌    ・TOKYO一週間  ・グルメガイド
   占い    ・Myニチの占い ・12星座別の毎日の占い
   天気    ・オデカケ天気 ・天気予報
   アステル東京からのお知らせ
         ・ASTEL NEWS  ・アステルショップ案内、故障対応案内など
 
 またポケットのPメールDXでもDXセンター経由で各種情報が利用できる。
 
 
○その他サービス
 PHS各社は加入者の伸び悩みに対して、新サービスを導入した。パーソナルは子供にPHSを使わせるための「ドラえホン」を導入、専用サービスを開始した。ポケットはセーフティープランを導入。高校生位への年代への普及を計っている。アステルは着メロでおしゃれなPHSを目指すとともに、各地域それぞれで独自のサービスを始めている。
 
ドコモ:いまどこサービス(対応機種のみ)
 PHSを持っている人のおおよその位置をFAX・パソコンにより取り出せる。「位置問い合わせ型」「位置定期取得型」「簡易定期検索」の3種類がある。申し込みには検索される側の同意書が必要。検索には暗証番号が必要。
 料金は、
P-docoプラン  :月額基本使用料980円、利用料10円/回(P-doco?専用)
いまどこプラン40:月額基本使用料400円、利用料 2円/回
いまどこプラン10:月額基本使用料100円、利用料40円/回
 初回工事料は1000円。新規加入と同時に申し込むと無料。
 
ドコモ:わりかんサービス(「ドラえホン」のみ)
 親と子でPHS利用額の割り勘ができる。一定金額(3000円・5000円・7000円から選択)とそれ以上で負担を分ける。
 
ポケット:セーフティプラン
 1カ月の通話料、および付加機能利用の合計金額が1万円を越えると発信が規制される。正確に言うと、毎日18時にチェックし、1万円を越えていれば発信が規制される。よって、18時過ぎから長電話して1万円超えても翌日18時までは規制されない。もちろんそれで1万円を超えても請求される。申し込みが必要。月々基本料0円。昼得プランでは加入できない。中学生でポケットに加入するとこれになるらしい。
 
ポケット:料金案内サービス
 通話料金と留守番電話などの付加サービスにかかる利用料を含む利用料金をPHS端末で確認することができる。*9610で前々日までの当月の料金、*9611で前月の料金を確認できる。1回10円。
ポケット:ボイスミーティングサービス
 基本サービス。ポケットユーザーがミーティングルームを使うことにより、最大7人まで同時に話せる。まずルームナンバーとパスワードを決め、予約センターに予約、次に参加者全員にルームナンバーとパスワード、有効期限を連絡する。時間を約束し、それぞれがミーティングルームセンターに電話することにより利用できる。
 通話料は標準プランで、全国一律10円+10円/45秒。
 安心だフォンでは使えない。
 予約センターの番号は、契約者自身の地域内で使う場合、
東海・四国以外:0077-48-8570 東海・四国:0077-48-8575
 自身の地域外の地域の人と使う場合は0077-48-8520
 ミーティングルームセンターの番号は、契約者自身の地域内で使う場合、
東海・四国以外:0077-48-8580 東海・四国:0077-48-8585
 自身の地域外の地域の人と使う場合は0077-48-8530
となる。
 
アステル:着信メロディ呼出サービス
 基本サービス。アステルPHSの対応機種で1591にアクセスすると、呼出音に好きな音楽を設定できる。曲目は50曲。毎月15日に更新される。
アステル:MOZIOスーパー着メロ(北海道・東北以外)
 基本サービス。アステルPHSの対応機種(AJ−32)で*930##にアクセスすると、呼出音に好きな音楽をハーモニー(3和音)で設定できる。曲目は300曲。
 
アステル東京:アステラーボード
 基本サービス。アステルユーザー同士で使える声の伝言板。オーナーはボードを開設し、ビジターはボード番号と暗証番号を指定することで利用できる。いわばアステル版伝言ダイヤル。料金は東京MAまでの通話料金のみ。現在は依存網地域すべてで利用可。
 
アステル東京:位置情報サービスデータ通信型(Pナビ/データ)
 基本サービス。アステル電話機でデータ通信しているノートパソコンや携帯情報端末に、通信している付近の地図やレストラン情報を取り出すことができる。利用にはPナビ/データ対応端末とデータカードが必要。
 
アステル中部:わいわいトーク
 基本サービス。アステルユーザーの複数者(最大4人)が同時に話せるサービス。NTTの「でんわ会議」のようなもの。招集者がアステル中部電話会議装置を呼び出し、呼び出したい相手を順次呼び出す。料金は最初の1分は10円、以降2分ごとに50円が招集者にかかる。
 
アステル関西:プリペイドA(エース)
 通話料前払いの通話サービス。アステル関西エリア内からプリペイドセンターを経由して一般加入・PHS・携帯に発信できる。通話料は全国一律、対一般加入・PHSで30円/30秒、携帯電話30円/15秒。プリペイドAと呼ばれるカードを購入し、プリペイドセンターへ電話しチャージという操作をすることにより、発信できるようになる。カードは1000円カード、3000円カードの2種類、それぞれ1050円、3150円分使える。チャージの上限は10万円、チャージは最後のチャージから2年間有効。「まっTel」向けサービスであるが、アステル関西内からしか発信できないのが難点。
 
 
☆ひとこと☆ ワンポイント・テクニック
 
 PHS会社は地域毎に分割されているが、加入した会社にかかわらず日本全国で使える。そして、居住地域で加入しなければならないというきまりはない。ということはアステルに加入する場合、東京や関西で加入するよりも基本料の安い東北で加入すればそれだけ得をすることになる。出張のついでなどに加入してしまえばよい。問題は留守番電話などの操作の際に長距離料金になってしまうこと、故障などでお客様センターへ連絡する際、フリーダイヤルが使えないこと、修理などでショップへ出しても一度契約地域へ送るため完成が遅くなることである。なお、アステルの場合、地域間の移転は、移転に伴う解約期間が1ヶ月以内なら契約事務手数料を払い直す必要はない。
 
 
5−8 各社通信システムの比較
 
 各社PHSの通信システムはほとんど同じだが、一部違っている部分もある。
 詳しいシステムについては述べないが、使っている上での豆知識としておもしろいと思われる事柄を収録した。
 
 
○電話番号体系
 
ドコモ :070-51x-xxxxx、070-52x-xxxxx、070-53x-xxxxx、070-61x-xxxxx、
     070-62x-xxxxx、070-63x-xxxxx
ポケット:070-55x-xxxxx、070-56x-xxxxx、070-54x-xxxxx、
     070-50x-xxxxx(070-500以外)、070-66x-xxxxx、070-65x-xxxxx、
     070-64x-xxxxx、070-69x-xxxxx
アステル:070-57x-xxxxx、070-58x-xxxxx、070-59x-xxxxx、070-500-xxxxx、
     070-67x-xxxxx
 
 これを覚えておけば、誰かからPHSの番号を教えてもらったら、「君が使っているのは○○のPHSでしょ」と言って驚かせることができる(^o^)。
 
 平成11年1月1日午前2時までは携帯電話・PHSの番号は10桁だった。10桁時代に0X0-xx-yyyyyというPHS番号は、070-Xxx-yyyyyに変更になった。
 
 
○アンテナ(基地局)の設置場所とカバー半径
 
ドコモ:半径100mカバー
 電話ボックス、(NTTの)電柱、バス停、ビルの屋上、コカコーラの自動販売機、など
 現在では20mW、100mW、200mW、500mWの4種のアンテナを導入。
 
ポケット :半径500m〜カバー
 ビルの屋上、など
 現在は500mW高出力アンテナに加え、20mW低出力アンテナ、多回線型アンテナを導入。
 
アステル:半径100mカバー(高出力アンテナ導入中)
 (電力会社の)電柱、など
 
 ドコモとアステルは相互協力しており、電力会社の電柱にドコモの基地局が建っていたり、NTTの電柱・電話ボックスにアステルの基地局が建っていたりする。
 アステルの基地局の特徴は、アンテナが下向きについていることである。
 ポケットは、一本のアンテナで広い範囲をカバーしているため、建物の影などの死角が出来やすいといううわさ。ただし、ポケットの人に会って聞いたところ、否定してはいたが…。高いところに高出力のアンテナがあるため、逆に死角が出来にくいといううわさもある。ポケットがビルなどの上に高出力のアンテナを設置しているのに対し、ドコモ・アステルは、公衆電話、電柱などにアンテナをこまめに設置している。
 関西ポケットの資料によると、「見晴らしがよいと1kmは大丈夫」と書いてあるが、これはいわゆる「理想値」に過ぎないと思われる。しかし某情報筋によると、ポケットはアンテナの出力を、郵政省へ届け出た数値より密かに上げているらしい。1kmは大丈夫と言われると、その情報筋の言うことが正しいのではと思ってしまう。
 東京ポケットでは、以前、アンテナが高出力すぎたため、隣の基地局と干渉を起こし、基地局の半分を停止せざるを得ない状況に陥ったことがある。
 
 
5−9 各社PHS関連機器の比較
 
 PHS各社はパーソナルハンディーホンの通話・データ通信を行うキャリアであるが、もう一つの側面として、PHS関連機器(PHS本体・親機・中継アンテナ)を販売するという仕事もある。PHSという規格自体は全社共通で、PHS本体の販売会社と加入する会社は違っていても構わないので、本来、キャリアの仕事と端末販売の仕事は直接関係ない。A社のPHSでB社に加入というのは技術的に可能だが、他社の端末を使用すると、「分計ボタン」のような特殊なボタンを使用する機能やアステル留守番電話機能などは利用できない。やはり自社端末を使うことを考えてサービスを行っているのだ。
 
 
○PHSの名称
 
ドコモ :愛称・パルディオ、ブランド名・PALDIO
ポケット:愛称・ポケット電話、ブランド名・POCKET、規格名・α-PHS
アステル:愛称・おでかけ電話、ブランド名・Astel
 
 各社とも愛称を付けたが、アステルのおでかけ電話のみは、「E電」並の死語になってしまった。愛称は、クロネコヤマトの「宅急便」のように、自社の公式名称が標準になってくれれば、自社にとって有利になる、と考えているようだ。しかし一般には「ぴっち」と呼ばれるようになってしまったため、当ては外れたと言える。
 なお、衰退していったPHS愛称とは逆に、携帯業界では、ムーバ・移動電話・IDO電話・セルラーホン・ツーカー電話など、新愛称の登場ラッシュである。
 
 DDIポケットのα-PHSというのは、ポケット電話を子機として使える親機と子機の間での規格名である。たくさんの会社がポケット電話関係機器を出しているが、別会社の物でもα-PHS規格なら一緒に使える。A社の親機でB社の子機ということも可能。DDIポケットの利点でもある。ただしメーカーをそろえないと使えない機能もあるらしい。
 Astelも同様なので、Astelはブランド名であると同時に規格名になっている。
 ちなみにDDI系統の規格はαが使われるようである。0077では、安い回線を自動的に選ぶ機能をアルファと呼ぶ。
 
 端末に関する限り、独自網・依存網の違いはない。たとえ東京で買ったAstelでも、アステル東京とは解約し、アステル東北と契約すれば番号は書き換えられ、独自網で使えるようになる。
 
 
○端末提供会社とその表示法
 
 端末提供会社については、丹羽さんの「PHS全リスト」をご覧ください。
http://www.ekanji.com/telephone/
の資料集で見られる他、Ver5.2以降の「みかかの鉄人」テキスト版に同封してあります。
 
 ドコモは、提供元の会社は機種名の末尾のアルファベットでしか分からない。ポケット・アステルの場合「POCKET by ○○」「Astel by ○○」という具合に、機体に提供会社が書いている。ドコモでは、端末の販売は全てドコモが行い、ブランド名PALDIOとして売っていたが、最近、シャープ・パナソニックが自社ブランドの「PALDIO互換機」を発売している。ポケットはほとんどがメーカーブランドとして販売しているが、POCKETのブランド名で京セラなど3社の端末提供により販売もしている。アステルは自社販売のみであったが、こちらもメーカー販売が始まっている。
 
 
○白ROM・黒ROM
 
 白ROMとは電話番号を書き込まれていない端末、黒ROMとは電話番号を書き込んだ端末である。言い換えれば、黒ROMは契約する電話会社を決められて売られている端末または契約中の端末、白ROMとは契約する電話会社を決めずに売られている端末・機種交換用の端末・解約された端末である。解約されているのに電話番号を消去していない端末は灰ROMなどと呼ぶことがあるが一般的ではない。
 
 POCKET・α-PHSでは、黒ROMと白ROMの両方を一般販売している。白ROMを買えば、α-PHSでドコモへ加入ということも可能。パルディオ・Astelの一般販売分はすべてそれぞれNTTドコモ・アステルの番号が書き込まれている黒ROMである。メーカーが販売している両者の互換機は白ROMである。ちなみにパルディオ・Astelでも白ROMは存在するが、一般販売はしておらず、直営ショップでの機種交換専用である。
 ROMが黒でも白でも電話番号を書き換えさえすれば、他社との契約も可能になる。
 
 
○親機
 
ドコモ:NTTのPHS対応接続専用親機ピエットS01またはNTTパーソナルのパルディオ・ホームステーションに接続する。なお、101YはPHS専用機のため接続できない。
ポケット :α-PHS規格の親機ならどれでも接続できる。ただし、一部の機能は親機とメーカーをあわせないと使えない。
アステル(松下):Astelデジタルコードレスホン親機Y131・Y132と接続できる。
アステル(NTT):Astel接続装置Z121と接続できる。
 
松下「ででんがでる」:「パルディオ・ホームステーション」に登録したり、Astel親機Y131にトランシーバ登録したりできないことになっているが、アステルショップではAstel親機Y131に登録できると言う。どうやら不都合が起こったときの責任問題になるのをおそれて保証対象外としているらしい。ドコモの留守番電話やアステル留守番電話サービスの液晶画面表示機能はある。
NEC「JuwakyPHS」:「パルディオ・ホームステーション」に登録したり、Astel親機Y131にトランシーバ登録したりできない。アステル留守番電話サービスの液晶画面表示もない。
 
 本来、PHSはデジタルコードレスホンの子機であるから、親機と一緒に使われるべきであるが、なぜかこの使い方をされることは少ない。親機が高すぎるのが原因ではないか?
 
 アステルは、親機子機間のプロトコルが、松下プロトコル・NTTプロトコルと二種類ある。松下プロトコルの物をZ121に子機登録したり、NTTプロトコルの物をY131に子機登録したりは出来ない。なおY131はトランシーバ登録に限り、松下プロトコル、NTTプロトコル両方受け付ける。なお、NTTプロトコルの端末は名前から分かるようにパルディオ・ホームステーションにも登録できる。ただし、保証対象外なので注意。
 ドコモは全機NTTプロトコル、ポケットは独自のα−PHSプロトコルである。
 
 
○中継アンテナ
 
ドコモ :ホームアンテナ
アステル:パワーアンテナ
 
 家の中などで使えない場合、窓際まで届いている電波を中継して家の中でも使えるようにする。窓際にも電波が届いていない場合は使っても無意味。中継して使えるPHSはアンテナに登録されたPHSのみ。対応するPHSが必要。ポケット用の中継アンテナもあるらしいが、ポケット自体は販売していない。
 ドコモは販売を行っているがアステルでは販売を行っている地域は少ない。東京では「非売品」と銘打ってレンタルしているし、関西ではレンタルのみ、東北では3000人限定モニター(6カ月以上契約者から抽選)としている。
 
 
○高速ハンドオーバー
 
ポケット:H”(エッジ)
アステル:スーパースムーズ
 
 移動中の通話に弱いと言われていたPHSに、1999年7月から相次いで高速ハンドオーバー機が登場した。これによって、ハンドオーバー時の無音時間が短くなり、高速移動中でも使えるようになった。ポケットから「H”」、アステルから「スーパースムーズ」という名前で売り出した。ドコモは不明。
 しかし問題なのがポケットの宣伝、「ケータイからハイブリッド携帯へ」って…まるで携帯電話と勘違いさせるような内容。「どう聞いても携帯としか聞こえない。」「詐欺くさいCMだなぁ。」「一体何で事業認可もらっているんだ?」「久々に聞いたあほくさいCM」と、執筆陣の中でも非難轟々である。
 
 
☆ひとこと☆ PHS導入時のいろいろ
 
○激安PHSの秘密
 激安端末も、実は三万円台で仕入れられているらしい。しかし、お客が加入すると、例えばアステルの場合、アステルから販売店にいくらか(ン万円オーダー)がわたる。ポケットに至ってはマメというか何というか、お客が1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と使う毎に使った額に応じてポケットから販売店にお金が渡る。
 よって、この激安な値段は同時加入のときのみ適用される。同時加入しないことを言うやいなや、端末の値段は二万円以上跳ね上がるか拒否される。それならもう一回新規契約料と契約事務手数料を払った方が得だと加入してみて、すぐ解約してみよう。次に会ったとき、お店の人があからさまに嫌な顔で出迎えてくれるだろう。
 しかし、こうした乱売のせいで解約が増加、PHS各社の経営を圧迫した。すぐに解約した場合でも礼金を払っていた某A社は悪い販売店の食い物になったという噂もある。最近は各社とも乱売を改め、すでに契約している人への還元に動くと言うが・・・。
 
○悪質二次代理店にご注意
 さて、上の話を見たある人、「そうか、契約さえ取れればいいのか。」と思ったらしく、「端末代・契約事務手数料・基本料金・通話料すべて当社が負担いたします。」なんて大嘘を言ったとか言わないとか?それにつられて加入すると、ちゃんと請求書が送られてくる(当たり前)。ショップに行っても当然払えと言われる(当たり前)。売った張本人は素知らぬ顔(これも当たり前?)。
 世の中には電話会社の代理店になるのではなく、代理店の代理店、いわゆる二次代理店として販売し、いい加減なことを抜かす輩がいる。安いから喜んで買うも、騙されるも、買う人の勝手だが、それで騙されたからと言って電話会社に泣きついても仕方ないということだけは言っておこう。どういう理由であれ、料金を払わなければ電話を止められる。それでも払わなければ訴えられるか、または債権を取り立て専門の会社に売られる。取り立て専門の会社から取り立て専門の方が取り立てに来られることになろう。
 説明が出来ない連中、意図的に騙して契約を迫る連中がいる。そのような代理店があれば契約する前に電話会社に訴えるようにしよう。代理店契約が切られることであろう。
 
○解約ブラックリスト
 電話料金を支払わない人は、当然ブラックリストに載る。これは滞納者のブラックリストである。ところが、それ以外に解約者のブラックリストがあるらしい。某A社には過去に解約した人のデータは残っているらしいし、某D社でも買ってすぐに解約した人はマークしているらしい。
 前述したように、電話会社は契約を取る毎に販売店に手数料を払っている。だから契約してすぐ解約されては電話会社は損してしまうのである。その自衛策として作ったのが解約者リストであると思われる。
 本体0円、契約時無手数料込み、今ならギフトカード付きなどと言われて、使う気もないのに加入するのはやめた方がいい。買ってすぐに解約すれば100%マークされる。それとPHSマニアの皆さんにも警告する。端末が欲しいからって契約・解約を繰り返すと、マークされて、いつか契約拒否なんてことになりますよ。
 
 
5−10 各種サービス接続の可否
 
 各社のPHSから各種番号への接続の可否は次のようになっている。
 
                  ドコモ  ポケット  アステル
PHS−−−−−−−−−−−−−   ○     ○     ○
加入電話−−−−−−−−−−−−   ○     ○     ○
携帯自動車電話−−−−−−−−−   ○     ○     ○
ポケベル−−−−−−−−−−−−   ○     ○     ○
国際電話発着信(発信は別途加入)   ○     ○     ○
長距離系新電電−−−−−−−−−   ×     ×     ×
警察(110) −−−−−−−−−−   ○     ○     ○
消防(119) −−−−−−−−−−   ○*1    ○*1    ○*1
時報(117) −−−−−−−−−−   ○     ○     △*2
天気予報(177) −−−−−−−−   ○     ○     ○*3
フリーダイヤル(0120-) −−−−   ○*4    ○*4    △*2
ダイヤルQ2(0990-)−−−−−−   ×     ×     ×
伝言ダイヤル(0170-) −−−−−   ×     ×     ×
災害時伝言ダイヤル(171) −−−   ○     ○     △*2
番号案内(104) −−−−−−−−   ○*5    ○*6    △*2*5
コレクトコール(106・108)−−−   ×     ×     ×
クレジット通話(106・121)−−−   ×*7    ×     ×
電報(115) −−−−−−−−−−   ×     ×     ×
NTTテレホンセンター(116) −   ×     ×     ×
新幹線(107) −−−−−−−−−   ×     ×     ×
 
*1 一部地域では不可。
*2 依存網アステルのみ可。
*3 市外局番+177でのみ通話可。
*4 接続先があらかじめPHSとの接続を希望した場合接続可。
*5 1通話120円、1通話15件まで。案内されなかった場合は無料。
*6 案内されるかされないかに係わらず1通話120円、1通話1件まで。
*7 NTT一般加入or公衆電話からドコモPHSは可。
 
 ちなみに対市内電話通話では、ドコモとアステルが市外局番からダイヤルしなければならないのに対し、ポケットは市外局番不要。対天気予報だとなぜかドコモも市外局番不要になる。依存網アステルも177のみで接続可らしいが、公式には市外局番+177を案内している。
 アステル東北、フリーダイヤル接続は、延期になった。
 
 
☆ひとこと☆ 携帯電話暫定接続
 
 PHSと携帯電話の接続は長らく不可能であった。このため、一度携帯電話を導入した企業ユーザーがPHSを導入せず、PHS各社としては意外なハンデとなった。このため、苦肉の策として生まれたのが「暫定接続」である。1997.11.30までは暫定接続だった。
 暫定接続とは、各社がアクセスポイントを設け、PHSからそこに電話をかけた後、相手先の電話番号を打ち、アクセスポイントと携帯電話がつながって、通話する方式である。通話料は全社共通、接続料20円+5.5秒ごとに10円だった。アクセスポイントまでの料金はかからない。アクセスポイントの番号は、ポケット・依存網アステルが161、独自網アステルは特にダイヤルしなくても自動的にアクセスポイントを経由した。ドコモは地域ごとに違うアクセスポイントの番号だったが、後に独自網アステル同様、自動的につながるようになった。
 現在では、すべての事業者が、正式に携帯電話との接続を可能にしている。
 
 
5−11 お問い合わせ先
 
NTTドコモ   :全国 KP 0120-898956
          PHSからかける場合:116(無料)
          データ通信に関する問い合わせ
             KP 0120-289360
          他地域ドコモへかける場合
           北海道 KP 011-252-1250
             http://www.nttdocomo-h.co.jp/
           東北  KP 022-214-8081
             http://www.docomo-tohoku.co.jp/
           中央  KP 03-5358-5698
             http://www.nttdocomo.co.jp/
           北陸  KP 0762-21-9371
             http://www.docomo-hokuriku.co.jp/
           東海  KP 052-232-5649
             http://www.docomo-tokai.co.jp/
           関西  KP 06-4861-0193
             http://www.docomo-kansai.co.jp/
           中国  KP 082-246-3402
             http://www.docomo-chugoku.co.jp/
           四国  KP 0899-22-6316
             http://www.docomo-shikoku.co.jp/
           九州  KP 092-412-8989
             http://www.docomokyusyu.co.jp/
            東北 平日 9:00-17:00、土日祝は休み
            中央 平日 9:00-19:00、土日祝は休み
            東海 平日 9:00-17:00、土日祝は休み
            関西 平日 9:00-19:00、土 9:00-17:00、日祝は休み
 
DDIポケット  :全国 XX 0077-23-892-050(無料)
             KP 0077-775
             KP 0120-892-050(年中無休 9:00-21:00)
             http://www.j-plaza.or.jp/ddi-pocket/
          PHSからかける場合:116(無料)
          データ通信に関する問い合わせ
               XX 0077-23-050-779(9:00-17:30土日祝休み)
               KP 0120-176-277(9:00-17:30土日祝休み)
          他地域ポケットにかける場合(無料)
           北海道 XX 0077-23-222-050
           東京  XX 0077-23-111-050
           北陸  XX 0077-23-666-050
           東海  XX 0077-23-773-050(静岡・岐阜・三重でも案内)
           関西  XX 0077-23-777-050
           中国  XX 0077-23-333-050
           四国  XX 0077-23-888-050
           九州  XX 0077-23-999-050
 
アステル     :全国 KP 0120-050-017(受付時間は下の各社の欄参照)
          関西 XX 0088-240-017
             http://www.astel.ne.jp/
          PHSからかける場合:157(無料)
          データ通信に関する問い合わせ(一部地域では未開設)
               KP 0120-050-329(9:00-17:30土日祝休み)
          他地域アステルにかける場合
           北海道 KP 011-218-2003(9:00-20:00 年末年始を除く)
             http://www.astelhokkaido.co.jp/
           東北  KP 022-261-6080(9:00-21:00 年末年始を除く)
             http://www.tinet-i.ne.jp/astel/
           東京  KP 03-5762-8611(9:00-21:00 年末年始を除く)
             http://www.astel.co.jp/tokyo/index.html
           北陸  KP 076-233-5400
             http://www.fitweb.or.jp/astel/
           中部  KP 052-212-2446(9:00-17:30)
             http://www.astelchubu.co.jp
           関西  KP 06-6947-3613(9:00-20:00 土日祝9:00-19:00)
             http://www.astelkansai.co.jp/index.html
           中国  KP 082-542-5981(9:00-21:00)
             http://www.cisnet.or.jp/home/astel/
           四国  KP 087-887-1515(9:00-18:00 土日祝休み)
             http://www.netwave.or.jp/~astel/
           九州  KP 092-725-9900(9:00-21:00)
             http://www.astel.co.jp/kyushu/
           沖縄  KP 098-878-9820(9:00-21:00)
             http://www.astelokinawa.co.jp/
 
KDD株式会社(KDD)   :KP 0120-786-001(9:00-20:00)
日本テレコム国際担当(JT) :XX 0088-41(24時間営業)
            (PHSからかける場合:KP 03-5565-1141 9:00-20:00)
国際デジタル通信(IDC)  :XX 0120-03-0061(24時間営業)
               KP 0066-11(9:00-20:00)
第二電電(DDI)      :KP 0077-778(9:00-21:00)
 
 NTTドコモは「わくわくコール」、アステルは「050おーいいな」、と覚えよう(050はPHSの昔の電話番号の最初3桁です、念のため)。
 ところで、問い合わせ番号なのだが、どうしてDDI等が0120など使っているのだろう?0077-23-xxxxxx等を使えばいいのに、と思いきや、0077-23-xxxxxxの番号はちゃんと存在し、他地域の問い合わせ用に案内していた。地域内では案内していないようであるが、東海ポケットだけは、静岡・岐阜・三重県からの問い合わせ用として地域内でも案内している。その後、0077-775という7桁フリーコールも使用しだした。
 アステル九州は、0120-050-017以外にフリーダイヤル番号を持っているが、料金問い合わせ用の番号であり一般問い合わせ番号でないことと、アステル九州側の「回線数が少ないのであまりおおっぴらには公開しないでほしい」という希望により非掲載とした。知りたい方には教えます。アステル九州さん、充分な回線数の確保が出来ましたら連絡くださいね。
 ドコモ・ポケットの116は、PHSからNTTの116につながらないことを逆手に取って、PHSからの問い合わせ番号にしてある。
 
 

テキ スト版 編集・担当: AsaPi!
 1章執筆担当 板谷 修一/執筆代理 浦栃 裕
 4章執筆担当 巣田 祐二(yuji_s@m 8.people.or.jp
 6章執筆担当 平井 克之([email protected]
 他章執筆担当 AsaPi!(kohorogi @mikaka.org
ウェブページ版 責任 : 浦栃 裕 ([email protected]
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