[掲示板: みかかの鉄人掲示板 -- 時刻: 2024/11/26(07:54)]
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"巣田祐二"さんは[url:kb:1154]で書きました:
巣田祐二 ] NTTに先駆けてFTTHを開拓していた、というのは根拠のない想像ですよね。
巣田祐二 ] 現実問題として、東電がNTTより先にFTTHに走っていたとは考えられません。NTTはRT、πシステムと段階的に光ファイバをユーザに近づけ、FTTHを見据えた設備構築を行ってきています。一方で東電は有線ブロードやNTTのサービス開始後にFTTHを考えはじめたわけで、規制のためでもなんでもなく、単に後から参入を考えただけに過ぎないのです。
巣田祐二 ] [url:http://www.yomiuri.co.jp/net/interview/20020523in02.htm]
初期の旧TTnet発足時には、光ファイバーを強調しており、専用線の引き込みも東電の電柱や地中配管から光ファイバーを直接引き込む方法でしたから、最初からメタル線は持っていないわけで、逆にDSLはやりたくてもできないわけです。であれば、いきなりFTTHから始めてもおかしくないわけで、ADSL元年の2000年頃の状況を見ると、料金にもよりましょうが、敷設可能であれば直接光ファイバーを引き込んだケースは多いでしょう。
読売の内容も見ましたが、本来の潜在能力でいえば早くからFTTHを展開していたはず(まともなら管内一円に広がる東電のリソースを利用できた)で、やはり通信事業参入初期段階で足かせをはめられた電力グループの苦肉の策にしか感じられません。
巣田祐二 ] ブロードバンド需要の爆発はADSLの低価格路線によるものですし、光は価格的にまだ躊躇する人もいます。ADSL利用者には1Mサービスなど「低速・低価格」ユーザーも多いわけで(だからこそ1MのADSLサービスが登場しましたし、BIGLOBEは従量制ADSLなんてものまで投入)、DSLより先に光が普及していたとは考えにくいですね。
恐らくご承知でしょうが、元々DSLは、ブロードバンドの最終型とされたFTTHまでの間をつなぐものと考えられていたため、NTTのメタル宅内線の光化絡みで消滅する運命にあることは事実です。現実に回線が光(RT)収容でDSLができない世帯は多いです。このような環境ではFTTHを入れるか、従量制の低速ダイヤルアップしか選択肢がありません。
巣田祐二 ] 1社で電力系と並ぶシェアを誇る有線ブロードネットワークスをあえて外したのは、何らかの意図があるのでしょうか?
特段の意図はありません。
もっとも、有線のFTTHについてはBフレッツ・電力に比べ対象地域が狭い(東京23区と周辺に限られる)上、事業の拡大に際し、NTT・電力系の電柱に夜中にゲリラ的に電線を装架した過去の汚点(逆にいうとラストワンマイルの宅内引込み線の合法的な保有がいかに困難であったかの証明でもあるが)や営業上の諸問題がありますし、最近も独占禁止法絡みの出来事がありますので、割り引かざるを得ないでしょう。
勝手に装架した電柱については、すったもんだの挙句に正式に使用権を獲得しましたが、獲得した使用権を返還していることからすると、今後FTTH事業の拡大はないと考えるのが自然です。
巣田祐二 ] 対抗馬を育成する一方で、不公正な競争は取り締まる必要があるわけで(KDDIの不当なダンピングが摘発されているのはその一例)、対抗馬育成だけを考えた政策というのは不可能です。不公正な競争を認めることのほうがよっぽど大きな問題ですよ。
確かに通信関係の競争政策は、NTTグループとの力関係に対するハンディのつけ方などで、非常に難しい面もあるでしょう。極め付けはマイラインの登場で囲い込みが強まっていきましたから。
本線から外れますが、電力事業の一部自由化が始まっている昨今では、電力系通信事業者に対する足かせは一切なくしてもいいでしょう。(経産・総務との綱引きになるでしょうが)
KDDIの件は、現NTTグループとは対照的に、結果的にラストワンマイルを除く通信事業(国内、国際、携帯)を全部一社に納めてしまったことから来ていると思います。
ただし競争条件の整備ということで、唯一解せないのは、1998年のNTTによるプロバイダ(OCN)事業の参入の際にほとんど足かせがはめられなかったこと。NTTの持つ巨大インフラならではの全国津々浦々へのアクセスポイントの整備、OCNエコノミーにより、結果的には多くの地場プロバイダが消滅してしまい、残ったのは大手資本の通信系と電機メーカー系になってしまいました。
電力系でも東京電話インターネット(POINT)は三菱電機系のDTIへ移されてしまい、プロバイダの寡占化のきっかけになってしまいました。
通信関係で広義のNTTグループが牛耳っている現状は何とかしないといけないのは事実ですが。
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"こまち1号"さんは[url:kb:1158]で書きました:
こまち1号 ] 恐らくご承知でしょうが、元々DSLは、ブロードバンドの最終型とされたFTTHまでの間をつなぐものと考えられていたため、NTTのメタル宅内線の光化絡みで消滅する運命にあることは事実です。現実に回線が光(RT)収容でDSLができない世帯は多いです。このような環境ではFTTHを入れるか、従量制の低速ダイヤルアップしか選択肢がありません。
ちなみに、宅内線が総ファイバー化してメタルが無くなるのは100年必要かも知れません。特に既存の集合住宅はラストテンメーターとしてVDSLやFWAなどを使う事が多いはずです。
電力線通信と言うのもありますが、VDSLみたいなのは重畳できましったけ?それも別の意味で「メタル」だったりしますが ;-)
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"こまち1号"さんは[url:kb:1158]で書きました:
こまち1号 ] 恐らくご承知でしょうが、元々DSLは、ブロードバンドの最終型とされたFTTHまでの間をつなぐものと考えられていたため、NTTのメタル宅内線の光化絡みで消滅する運命にあることは事実です。
「元々」に過ぎないのではないでしょうか。
xDSL推進に政策転換した今、ラストワンマイルの光化は、光が原価で低廉になるまで(売価でではない)先延ばしされ、ラストハンドレットフィートはVDSLに代表される高速メタル線技術が主になると思います。
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個人的には、宅内に引き回されるLANには、プラスチク光ファイバが有力と思っています。
# UTPのLANは、ほんと、ノイズが多い
# 石英光ファイバの敷設は制約が多すぎて大変
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"こまち1号"さんは[url:kb:1158]で書きました:
こまち1号 ] 初期の旧TTnet発足時には、光ファイバーを強調しており、専用線の引き込みも東電の電柱や地中配管から光ファイバーを直接引き込む方法でしたから、最初からメタル線は持っていないわけで、逆にDSLはやりたくてもできないわけです。であれば、いきなりFTTHから始めてもおかしくないわけで、ADSL元年の2000年頃の状況を見ると、料金にもよりましょうが、敷設可能であれば直接光ファイバーを引き込んだケースは多いでしょう。
当時の水準で考えると「高い」わけで(設備のコストも、料金も)、マスユーザーの需要を掘り起こせるかも分からない中で光をやろうとは思わなかったでしょう。専用線は法人向けですし、コストがかかろうともそれなりに需要はあるものなので、マスユーザー向けFTTHと一緒にはできません。
また、DSLはメタル線やDSLAM設置場所を自前で用意している事業者はまずないはずです(確証がないのでゼロとは言わない)。普通、メタル線はNTT東西のを利用して、DSLAMもNTTビル内のコロケーションに設置しています。
ですから、イーアクセスやアッカ、アホー、T-comと同様にDSLへの参入は可能であり、T-comのように「局舎から自社網まで自社の光ファイバを使う」という選択肢も可能でした。DSLを「やりたくてもできない」理由はありません。やりたいか、やりたくないか、どちらかです。
(コロケーションにスペースがあるかないか、というのは別の問題)
こまち1号 ] 読売の内容も見ましたが、本来の潜在能力でいえば早くからFTTHを展開していたはず(まともなら管内一円に広がる東電のリソースを利用できた)で、やはり通信事業参入初期段階で足かせをはめられた電力グループの苦肉の策にしか感じられません。
基幹網があるからといってすぐにエリア展開ができるものではありません。何か勘違いされているようですが。
# 基幹網で展開できていればNTTがBフレッツやらないエリアはほとんどなくなる
こまち1号 ] 特段の意図はありません。
こまち1号 ] もっとも、有線のFTTHについてはBフレッツ・電力に比べ対象地域が狭い(東京23区と周辺に限られる)上
いい加減なことを書かないでください。
少なくとも中電・東電よりは広いエリアでサービスしていますよ。有線ブロードネットワークスのサイト[url:http://www.gate01.com/]を見れば、西東京市など都下や、神奈川でも横浜・川崎はおろか、伊勢原や綾瀬のほうまで広範囲にサービスしているのがすぐに分かるのですが。
「東京23区と周辺に限られる」というのはどこから出てきたのでしょうか?
こまち1号 ] 勝手に装架した電柱については、すったもんだの挙句に正式に使用権を獲得しましたが、獲得した使用権を返還していることからすると、今後FTTH事業の拡大はないと考えるのが自然です。
ざっと検索してみましたが、該当するものが見つかりません。ソースを提示してください。
不要な同軸ケーブルを撤去、という部分は見つかったのですが……。
こまち1号 ] 本線から外れますが、電力事業の一部自由化が始まっている昨今では、電力系通信事業者に対する足かせは一切なくしてもいいでしょう。(経産・総務との綱引きになるでしょうが)
それを言い出すと、通信が自由化されているのだからNTT法の規制を撤廃しなさい、ってことにもなりますが。
独占的地位を持った事業者に足かせがつけられるのはやむをえない部分でしょう。電力事業の一部自由化が始まっているとはいえ、電話と違って消費者は電気事業者を選べませんし、マイラインならぬ「マイパワー」(仮)なんてサービスも期待できません。消費者からすれば自由化なんてのはかなり縁遠い存在ですから、不公正な競争を生む原因を作るのは大問題であり、社内のファイアウォールなどきっちりとしていただきたいと考えます。
こまち1号 ] 電力系でも東京電話インターネット(POINT)は三菱電機系のDTIへ移されてしまい、プロバイダの寡占化のきっかけになってしまいました。
まずお断りしておきますが、DTIは三菱電機系「だった」ISPです。三菱電機も株主であるとはいえ、現在はパワードコムがほとんどの株を持っていますから。
DTIへのPOINT事業移管はごく最近のことですし、きっかけでもなんでもないと思います。ISPを統合していかないと生き残りが難しくなってきたので、やむなく、といったところではないでしょうか。
きっかけとしては
・@niftyとinfowebの統合
・PC-VANとmeshの統合
・テレウェイシリウスの合併によるNEWEB統合
あたりからじゃないですかねえ?このあたりから徐々に始まってきたように思います。
その後にInfoSphereやドリームネットがOCNに移管され、NEWEBがDIONに統合され、BROBAとぷらら、PeopleとDTIといった「希望者のみの移行」があり……と。
まあ、実際の寡占化はブロードバンド時代に入ったからだといってもいいと思います。ADSLや光ファイバと、会員獲得に大規模な設備投資・インセンティブ支払を要する状況下において、資本力のないISPは多数の会員を獲得することができませんから。So-netもあれだけ会員抱えていながら赤字決算ですし、情報漏洩ナンバーワンプロバイダも設備投資やインセンティブで莫大な赤字を計上しましたし。
ちなみに私は旧Peopleからの移行分と、もともとDTIで契約しているアカウントでDTIが2契約あったりするわけですが、まあそれはどうでもいい話で。
こまち1号 ] 通信関係で広義のNTTグループが牛耳っている現状は何とかしないといけないのは事実ですが。
もはや「牛耳っている」段階はとっくに抜け出していると思いますが。
<追記>2004/7/22(00:07)に書き込んだものを若干修正しました
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"巣田祐二"さんは[url:kb:1162]で書きました:
巣田祐二 ] 当時の水準で考えると「高い」わけで(設備のコストも、料金も)、マスユーザーの需要を掘り起こせるかも分からない中で光をやろうとは思わなかったでしょう。
(中略)
DSLを「やりたくてもできない」理由はありません。やりたいか、やりたくないか、どちらかです。
巣田祐二 ] (コロケーションにスペースがあるかないか、というのは別の問題)
当時でも、FTTHが最終形態と言われていたのは事実でしょう。
DSLに際しては、もちろんメタル線はNTT東西のものを利用している(専門用語で言うドライカッパというものか?)わけで、この意味で言えば日本テレコムも初期JDSLを手がけていましたから、やり方次第では乗り出せたのでしょうが、やはり本命は光(やりたくない)と見ていたのが自然でしょう。
こまち1号 ] 読売の内容も見ましたが、本来の潜在能力でいえば早くからFTTHを展開していたはず(まともなら管内一円に広がる東電のリソースを利用できた)で、やはり通信事業参入初期段階で足かせをはめられた電力グループの苦肉の策にしか感じられません。
巣田祐二 ] # 基幹網で展開できていればNTTがBフレッツやらないエリアはほとんどなくなる
やればBフレッツに先行して市場を取れた(NTTが電話局に対し、東電は変電所、支店や営業所を本拠に自社電柱や送電線を使って展開できた)でしょう。やはり足かせをはめられたのが痛かったかもしれません。
電灯線通信は以前から言われていますし、インフラだけならすぐにでも電力会社で展開できるのですが、日本では短波帯無線通信への問題があって難しいのではないでしょうか?
巣田祐二 ] 「東京23区と周辺に限られる」というのはどこから出てきたのでしょうか?
1年ほど前、横浜市外れの知人宅にFTTHの導入を検討した際です。知人がADSLの不安定に業を煮やしていたため、FTTHを調査したところ、当時、Bフレッツがサービス提供予定地域として申し込みを受け付けたのが、当地で利用可能となる唯一のFTTHサービスであったためです。
有線FTTHはようやく川崎市の一部や横浜市中心部(神奈川区や西区、保土ヶ谷区あたり)までで、横浜市の全域はカバーできていませんでした。電力はまだ都内23区の一部と三鷹・武蔵野市あたりに留まっていた状態です。
巣田祐二 ] ざっと検索してみましたが、該当するものが見つかりません。ソースを提示してください。
巣田祐二 ] 不要な同軸ケーブルを撤去、という部分は見つかったのですが……。
[url:http://www.jinvestor.com/cgi-bin/bbsarticle.cgi?c=4842&m=4]
従来物理的に電線を張り巡らせていた有線音楽の配信方法を衛星に切り替えたためです。電線を撤去=電柱使用料の節減(難産の末にやっと獲得した電柱使用権の返上)が目的ですので、電柱に架設するFTTH事業(光ファイバ網)の拡大はしないということでもありましょう。
巣田祐二 ] それを言い出すと、通信が自由化されているのだからNTT法の規制を撤廃しなさい、ってことにもなりますが。
巣田祐二 ] 独占的地位を持った事業者に足かせがつけられるのはやむをえない部分でしょう。電力事業の一部自由化が始まっているとはいえ、電話と違って消費者は電気事業者を選べませんし、マイラインならぬ「マイパワー」(仮)なんてサービスも期待できません。消費者からすれば自由化なんてのはかなり縁遠い存在ですから、不公正な競争を生む原因を作るのは大問題であり、社内のファイアウォールなどきっちりとしていただきたいと考えます。
公正な競争条件を作るということでは、通信事業においてはNTTの弱体化を基本政策として進めていた節があるようですが、どうしても公正な競争条件の整備は難しいですね。
他業種でも、新たに自由化が行われた事業分野に新規参入企業が入ったケースがありますが、ことごとく既存企業の前に敗れ去っている現実を見るにつけ、公正な競争条件というのはどの程度のものなのか考えさせられます。
通信分野でもDSLを開拓したベンチャーのメタリック通信がありましたが、結果的にはNTTの前に敗れ去った現実があります。NTTに伍して事業を行うとなれば、電力系ほどの資本的・営業的バックは必要ではないでしょうか。
巣田祐二 ] まずお断りしておきますが、DTIは三菱電機系「だった」ISPです。三菱電機も株主であるとはいえ、現在はパワードコムがほとんどの株を持っていますから。
巣田祐二 ] DTIへのPOINT事業移管はごく最近のことですし、きっかけでもなんでもないと思います。ISPを統合していかないと生き残りが難しくなってきたので、やむなく、といったところではないでしょうか。
うーん、知らぬ間に三菱電機からパワードコムに親会社が変わっていたのですか、ユーザとしては迷惑かもしれません。
プロバイダ事業の再編は、確かにADSL開始の頃でありましょう。(同一グループのパソコン通信とプロバイダ事業の統合は別としても)第一次はOCN開始による地場プロバイダの消滅(旧TWJの旧KDD吸収含む)、第二次がADSL開始による第一次で残った事業者の再編とブランドイメージを生かしたヤフーの参入。バックボーンの整備など投資負担が多いのは事実なので、相当な資本力がないと対応できなくなったのかもしれません。
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"こまち1号"さんは[url:kb:1167]で書きました:
こまち1号 ] DSLに際しては、もちろんメタル線はNTT東西のものを利用している(専門用語で言うドライカッパというものか?)わけで、この意味で言えば日本テレコムも初期JDSLを手がけていましたから、やり方次第では乗り出せたのでしょうが、やはり本命は光(やりたくない)と見ていたのが自然でしょう。
私は「できる」「できない」と、「やる」「やらない」は別の問題だといっただけですが……。可能だけれどもやりたくない(やらない)のと、やりたいけれど不可能なのはかなり違いますからね。
# 「DSLはやりたくてもできない」という発言を受けてのもの。
こまち1号 ] やればBフレッツに先行して市場を取れた(NTTが電話局に対し、東電は変電所、支店や営業所を本拠に自社電柱や送電線を使って展開できた)でしょう。やはり足かせをはめられたのが痛かったかもしれません。
足かせがはめられたのは、申請した後の話です。
それに、当時は光ファイバ敷設やメディアコンバータなどのコストも今より格段に上で、需要もあまり期待できないという状況です。その状況でサービスをやろうという判断は厳しかったと思いますよ。
拠点はあれども顧客までのアクセスラインがゼロですから、エリア構築は大変です。カネもかかれば時間もかかる、それをあのタイミングで「やる」と言えた人はまずいないでしょう。保守的な電力であればなおさら。
こまち1号 ] [url:http://www.jinvestor.com/cgi-bin/bbsarticle.cgi?c=4842&m=4]
こまち1号 ] 従来物理的に電線を張り巡らせていた有線音楽の配信方法を衛星に切り替えたためです。電線を撤去=電柱使用料の節減(難産の末にやっと獲得した電柱使用権の返上)が目的ですので、電柱に架設するFTTH事業(光ファイバ網)の拡大はしないということでもありましょう。
なるほど。衛星に切り替えていたとは知りませんでした。
で、私も調べてみたら、こんなものがありました。
「公益事業者の電柱・管路等使用に関するガイドライン」の運用開始
[url:http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/040401_3.html]
当該ガイドラインの存在により、無理して使用権を確保せずとも、申請さえすれば確保できるから、コスト削減するために返上をはじめたのではないでしょうか。
ガイドラインに従わなければ、東電もTEPCOひかりの認可取り消しになる恐れがありますし、他電力についても何らかの命令を受ける可能性はあるかと。
こまち1号 ] 通信分野でもDSLを開拓したベンチャーのメタリック通信がありましたが、結果的にはNTTの前に敗れ去った現実があります。NTTに伍して事業を行うとなれば、電力系ほどの資本的・営業的バックは必要ではないでしょうか。
資本はいいでしょう。ただ、独占的地位で築いた資産(顧客情報)を使うのには問題があるということです。
ADSLにおけるアホーや、LCR、マイライン戦争当時のように大量のインセンティブを乗せて、大規模な営業部隊(代理店含む)を展開するという手法もあります。アホー以外のプロバイダにしても、量販店、価格.comなどのサイトをはじめ、代理店が(インセンティブをもとに)特典をつけて顧客を集めていますよね。
まあ、中には悪名高き光通信とか、問題が多い代理店もあるわけですが。それでも「数を取る」という部分では有効です。
何はなくともまずはカネ、ってやつですかね。
めたりっくは資金力がありませんでしたからねえ……。GMOに買収されたベッコアメもそうですけれど。