鷹山(アステル東京)、準定額制データ通信サービスを12/10から開始

ZDNetの速報より。なお、鷹山のサイトには今のところ詳細情報なし。
「鷹山、準定額制データ通信サービスを開始」
[url:http://www.zdnet.co.jp/news/0212/04/njbt_03.html]

先日の社長による説明会([url:kb:235]参照)で触れられていたサービスですね。

準定額制の「データバリュー」プランは、月額3200円で420分(7時間)まで利用可能、超過部分は90秒10円の従量制になるとのこと。プロバイダが限定されるのか否かは記事に書いていなかったので不明。

以下はZDNNの記事の一部をそのまま引用。

通信速度は32Kbps（ベストエフォート）で、端末は「NEC製」（同社広報）のPCカード型。サービスエリアは関東地区1都8県。

引用終わり。

「ベストエフォート」というのが何を意味しているのかわからないですが、たぶん、端末--基地局間のことではなく、基地局--鷹山のネットワーク--インターネット間のことを指しているのだと思います。

さらに、ライトユーザー向けに、「データライト」プランも新設するとのこと。月額980円で、90秒10円の完全従量制。また、初心者向けに、初期設定のサポートサービスや、ISPに加入していなくてもネット接続できる「らくらくネット」などの付加機能も用意した、とのこと。

新プラン開始記念として、「データバリュー」か「データライト」新規加入またはプラン変更者を対象に、
　契約事務手数料(3000円)または端末変更手数料(3000円)が無料
　音声端末利用者には音声端末接続型PCカードかUSBケーブルをプレゼント
というキャンペーンを2003年3月末まで実施するとのこと。

なお、将来は64kbpsでのサービスを実施するらしい。既報どおり、12月から64kbpsのフィールドテストを実施する予定([url:kb:231])。ただし、64kのサービスの料金設定等は今のところ不明です。

私の感想を述べると、「データバリュー」は「準定額」と言っていますが、はっきり言って7時間では定額には程遠いと思います。NTTドコモの「データ料金プランF5」ユーザーなら乗り換える価値があるとは思いますが。

むしろ、「データライト」のほうが、従来のPHS各社の相当するプランより明らかに低料金であるため、興味深いです。外出時や非常用のネット接続手段として持っておくと便利かも、と思いました。（ただし、アステル東京エリア内の人限定ですが。）

"後藤@みか鉄"さんは[url:kb:252]で書きました:
後藤@みか鉄 ] ZDNetの速報より。なお、鷹山のサイトには今のところ詳細情報なし。

いつの間にやら報道発表が掲載されて出ていました。
「準定額制データ通信サービス開始のお知らせ」
http://www.yozan.co.jp/pressrelease/pdffilesjp/021204j.pdf

"後藤@みか鉄"さんは[url:kb:265]で書きました:
後藤@みか鉄 ] "後藤@みか鉄"さんは[url:kb:252]で書きました:
後藤@みか鉄 ] ZDNetの速報より。なお、鷹山のサイトには今のところ詳細情報なし。

後藤@みか鉄 ] いつの間にやら報道発表が掲載されて出ていました。
後藤@みか鉄 ] 「準定額制データ通信サービス開始のお知らせ」
後藤@みか鉄 ] http://www.yozan.co.jp/pressrelease/pdffilesjp/021204j.pdf

これを読んだら、これまでの報道で抜け落ちていた重大なことが書いてありました。

引用すると、

深夜・早朝に同一区域内のアクセスポイントに通信した場合（通話時間帯等により最大通信時間は変わります）。
なお、上記プランは各種割引とは併用できません。

ということです。

つまり、「データバリュー」の無料データ通信420分は「最大」の場合で、深夜早朝以外はもっと短くなります。2800円相当の通信料金込みのプランということだそうです。また、「データバリュー」の超過分または「データライト」の従量制料金の10円/90秒も同様に、同一区域内の深夜早朝のみに適用される料金で、同一区域内でも昼間や夜間はもっと高くなります。おそらく従来のアステル東京の通話料金と同じだと思われます。

私の[url:kb:265]の投稿内容には「最大420分」の「最大」の部分がすっぽり抜け落ちていました。また、昼夜問わず一日中10円90秒であるかのように書いてしましました。お詫びして訂正します。

なお、私がその投稿を行った時点での報道各社の記事をどう解釈しても、「最大」や「深夜早朝に...」という限定条件があるとは書いていなかったと私は記憶しています。

というわけで、単にアステル東京に料金プランが増えただけであり、「準定額」という言葉には激しく疑問を感じる内容であると、私は思います。

ただし、「準」定額という先入観なしにアステル東京の新プランとして見れば、「データバリュー」のほうは年間契約に入りたくない人でデータ通信しかしない人には悪くはないとは思います。また、キャンペーン期間中に音声端末で加入して「もれなく進呈」されるPCカードかUSBケーブルをもらうのも悪くはないでしょう。それに、「データライト」は月額980円なので、非常用には良さそうです。

あと、現時点ではどこにも書いておらず未だ不明なのは、アステル東京のエリア以外で通信・通話したときの料金や、基本料金込みの通信料金に適用されるかという点です。また、音声通話可能な端末でも契約可能なようですが、その際の音声通話の料金がどうなるかも書いてありません。